入院・リハビリ生活 2~4日目

・2日目
手術当日。
昨日の夕食からは、何も口にせず。
点滴にも繋がれて、少々不自由。

昼過ぎに、母が付き添いで来てくれた。
各方面へ連絡して時間になり、手術着へ着替えて手術室へ。自分で歩いていく。
ストレッチャーに乗せられてゆくよりも、自らの意思と足で手術室に向かうというのは、なかなか気分が高揚してくる。

と言いつつ、手術室に入るのは初めて。これが手術室か。
手術台に乗り、麻酔の準備に入る。
全身麻酔について調べていたら、どうやら無抵抗にスッと意識を失うらしい。
そう言われてしまうと、なんだか意地でも抵抗したくなってしまう。

麻酔の先生に「ちょっと痛むかもしれませんよ〜」と言われ、点滴から麻酔剤が投与される。
いつでも来い、とリラックスしつつ、全神経を集中させて意識を保つ。
投与されて10秒くらいだろうか、抗いようのない強烈な眠気が襲ってくる。
「これが全身麻酔か!」と、抵抗する間もなく、ス〜ッと眠りに落ちた。無念。

眠りから覚めると、手術室から集中治療室に移る。
思いのほか普通に会話できて、母とも話せた。
しかし、目を開けているのが疲れる。強烈な”何もしたくない感”に襲われ、寝る。

・3日目
朝だか夜だか、よく分からない状態で起きる。
隣の患者さんが看護師さんに時間を聞いて、「5時です」と。
夕方の5時かと思いきや、朝の5時。

再びの眠りにつけず、苦痛の時間が始まる。
動かなさすぎて、体中の節々が痛み出す。動きたいが、全身管だらけ。
朝食を取り、携帯電話を取ってもらい、「使っていいんですか?」「いいですよ。」
しかし、携帯電話を持っているのもしんどい。

昼から点滴のみになり、歩けるようになって元の病室へ。
手術跡だろうか、寝起きで首を動かすのがめちゃくちゃ痛い。肩周りに鈍痛が続く。
頭痛と熱も出始めて、熱は38.5℃まで上がる。が、暇なので読書に耽る。
痛みとダルさで、しんどい。が、新しい小説が面白くて寝られない。

落車して、もう1週間。
熱で汗だくになりながら、就寝。

・4日目
昨日とうって変わって、体に元の感覚が少し戻る。傷口は痛むが、鈍痛は軽くなる。
点滴も終わり、擦過傷はあらかた治ってきた。
シャワーが浴びれないが、洗髪と髭剃りができた。

ひたすら読書に耽る。最近は、ノンフィクション系にハマってしまった。
メッセンジャーで、全日本のグループで連絡がやりとりされているのを見る。
ロードレースを始めてから、初めて全日本選手権に出場できないことになりそうだ。

自転車始めた時からお世話になってる社長がお見舞いに来てくれる。
差し入れにキウイを頂いた。病院への差し入れにはキウイが良いのだろうか。
果物は皮ごと食べる派なので、キウイでも事困らない。

とりあえず、この傷口がふさがらないと何も始まらぬ。
院内のコンビニに行きたくなってきてしまった...

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