世の中、なぜだろうと思うことが多々ある。
最近よく思うのは、小学校の遠足での”おやつは300円(500円?)まで”というルール。
古今東西、脈々と受け継がれているルールのようだが一体、誰の何の為に定められたものであったのだろうか。
物価も税率も上がっているのに、現代っ子には不公平ではなかろうか。
毎年飽きもせず、弁当とおやつの境目をめぐっては、学校側との駆け引きが白熱したものである。
定番の「バナナはおやつかデザートか?」から始まり、「チョコバナナは?」「ゼリーは?」「 家にあるおやつは金額にカウントされるか?」...
今のご時世にバナナはそんな高級フルーツでもなかろうに、そんなにどうしても遠足に持っていきたいテンションの上がるものかというと、かなり微妙である。
そういうルール・制限があると一種のゲーム性が出てきて、小遣いを握り締めながらやりくりするおやつ選びは楽しかった。
そして、前日の準備と観光バスの中で食べてしまいそうになる誘惑に打ち勝ち、みんなでおやつを披露する。
我慢できるのも、ここでいかに見栄を張れるかが重要であるからだ。
意外とみんな律儀に取り決めを守っていて、それぞれのセンスと裁量が表れて面白い。
5円10円の駄菓子で数を稼ぐ者あれば、ちょっと高めの一点張りの者、大袋菓子を買って一口ずつ交換する者、セールだったと言い張る明らかに予算オーバーなグレーなヤツ...
ウケ狙いでバナナ一房をおやつとして持ってきて、最終的に食べきれず、みんなに配り始める者なんかもいた。
制限があると、自分の納得できる落とし所を求めて、色々考える。
量が欲しいのか、種類を揃えておきたいのか、どうしても外せないものがあるのか。
ロードレースも同じで、レースの度に頭を悩ませるのが、バックパックに何を詰めようかということ。
あらゆる事態を想定して、あれもこれも持っておきたい...と、バックパックがパンクしそうになることはないだろうか。
YONEX ATHLE series バックパック BAG158AT
レース会場には、このバックパックにウェアやレーシングギアなどを詰めてレースに臨む。
連泊するような遠征などでは基本的に、大容量のYONEX PRO series キャスターバッグ BAG1800Cへ様々な準備をする。詳しくはこちら📺
何があっても大丈夫な準備をキャスターバッグへと詰め込み、バックパックにはレース前後の会場で必要最低限になる荷物を入れる、というのが基本。
キナンサイクリングチームの使用するBAG158ATは、なかなか使い勝手が良い。
ヘルメット、アイウェアケース、ジャケットと、何かとかさばるものが多いロードレースの荷物。
37Lの大容量に袋口で、大きな物も楽に出し入れができる。
万が一、ギリギリ容量オーバーする物でも、袋口だとなんとか収めることができたりする。
横にはファスナー口もあるので、横からの素早いアクセスも可能。
これがかなり便利で、荷物がパンパンの状態でも横からアクセスできることによって、バッグの中をかき回さなくても奥の物が容易に取り出しできる。
シューズポケットも配されている。
シューズポケットはエナメル素材が使われているので、雨天のレース後でも気兼ねなく突っ込める。
屋外での準備が多いロードレースでも、汚れを気にせずに地面に置けたりする。
観音開きになる正面ポケットには、使用頻度の高い小物を入れている。
左側には、レース前に使用する物を。
AIRFIT、Aggressive Designのケア用品、サイコン、レースのIDなど。
右側は、主にケア用品を入れている。
Igname Sports AromaのChamois Gel、ボディソープ、ウェットタオル。
ボトルポケットには、uvex lgl 39、安全ピンを常備している。
他にレース、移動やイベントなどによって、使用頻度の高い物を入れている。
以上のものは、基本的にバックパックに入れっぱなしである。
問題はやはり、どのジャージを持っていくか。
天候の急変、表彰台への登壇、ウォーミングアップやクールダウンに着るもの、着替え...などなど、あらゆる状況を想定しなければならない。
が、手元にあるウェアを全て持っていく訳にもいかない。
チームカーには人数分のバックパックに加えて、クーラーボックス、補給食、予備ホイール、工具などで満杯、スペースは限られている。
仮に、今月22日のAACA 第6戦の準備をするとする。
天気予報は曇り、降水確率が50%としよう。
夏場はモワッとすることの多い長良川河川敷。
装備は少しでも快適に走ることのできるキットを選択。
Champion System APEX ライトジャージ、ベースレイヤープロ、Performance ビブショーツ、レースグローブ、Northwave EXTREME LIGHT PRO
レース準備で最初に考えるのが”天候の変化”と”表彰準備”。
レースで着用するキットとは別に、もう1キットを準備する。
天候の変化が予想される場合には、違う種類のウェアを準備したりする。
雨や末端部を冷やさないようにするウォーマー類も必要。
APEX エアロジャージ、サーマルベースレイヤー、Performance ユーロキャップ、Performance アームウォーマー、Performance ニーウォーマーなどを追加。
つい最小限にしたくなりがちだが、どんなに天気が良くてもベストと長袖は必ず持っておくこと。
雨が高確率で降りそうならば、雨でも体が冷えない装備の準備を。
雨の際に、自分がどのくらいの装備があれば十分なのかは、実際に走らないと分からないことが多い。
着込みすぎで暑くて息ができなくなったり、ジワジワと冷えてきて動かなくなってきたり...
レースを真剣に取り組むならば、日頃からの雨練をオススメする。
Tech ウィンドベスト、Tech プロ 長袖 or Performance インターミディエイトジャージ、APEX ウェザーガードジャージ
レース後に体を拭くタオルは必ず忘れずに。
レース直後のプロテインも。
チームには別途、ATHLETUNE SPEEDCUREを準備してもらっている。
ステージレースなんかでは、ホテルに戻ったらすぐにジャージを洗う。
もし、洗濯をチームで出してもらえそうならば、他の選手と混ざらないように名前の書いた洗濯ネットを。
アジアツアーなんかではご丁寧にネットから出して、全員分の選択を綺麗に畳んで一緒くたに返却してくれたりするホテルがあったりなかったり... (-_-;)
レースにチームカーが帯同する場合には、通称”レインバッグ”としてYONEX TEAM series シューズケース BAG1933をチームカーに載せている。
レース途中で雨が降ってきたり、落車でジャージなどが破れてしまっても対応できるようにだ。
狭い車内でも、どれが誰のかすぐに識別できるように名前キーホルダーを使用。
別にスペアシューズも。
中にはレースキット1セットに、アイウェアuvex sportstyle 104vのスペア、Performance ユーロキャップ、Performance アームウォーマー、APEX ウェザーガードジャージ(長袖)、Tech ウィンドベスト(ジャケット)、APEX ウィンドベスト(ジャケット)
とりあえず春先から秋口くらいは、この準備のローテーションが多い。
状況や気分に合わせて、ここから足し引き交換をする。
別にレースを遠足気分で行っている訳ではないが、準備から帰るまでがレースであり、不安なく集中して気持ちよく走るためにも準備は大切。
そこは遠足にも通ずるところがあるはず?である。
あの頃の気持ちを思い出して、モチベーション高くレースに挑んでいただきたい。
しかし、それでも準備の度に陥る「絶対何か忘れてる感」だけは未だに無くならないものだが、どうにかならないだろうか。
そんな時は魔法の言葉、「シューズ・ジャージ・ヘルメット(・ライセンス)」を唱えれば良い。
最悪、その3つさえあればレースは走れるから安心なさい、というありがたいお言葉である。
と言いつつ、忘れるのが遠征前のゴミ出し。
曜日がずれて出せない時はまだ妥協と対策のしようもあろうが、出せたのに出し忘れた時の「あ〜、やっちまった感」たるや。
今年も何回出し忘れて遠征したろうか。
...どうやら私は、面倒臭がりなのに面倒なヤツのようである。
いや、細かいことばかり気にするから、面倒臭がりになってしまったのか。
まぁ、そういう所ですよね。っていう。
〜完〜
最近よく思うのは、小学校の遠足での”おやつは300円(500円?)まで”というルール。
古今東西、脈々と受け継がれているルールのようだが一体、誰の何の為に定められたものであったのだろうか。
物価も税率も上がっているのに、現代っ子には不公平ではなかろうか。
毎年飽きもせず、弁当とおやつの境目をめぐっては、学校側との駆け引きが白熱したものである。
定番の「バナナはおやつかデザートか?」から始まり、「チョコバナナは?」「ゼリーは?」「 家にあるおやつは金額にカウントされるか?」...
今のご時世にバナナはそんな高級フルーツでもなかろうに、そんなにどうしても遠足に持っていきたいテンションの上がるものかというと、かなり微妙である。
そういうルール・制限があると一種のゲーム性が出てきて、小遣いを握り締めながらやりくりするおやつ選びは楽しかった。
そして、前日の準備と観光バスの中で食べてしまいそうになる誘惑に打ち勝ち、みんなでおやつを披露する。
我慢できるのも、ここでいかに見栄を張れるかが重要であるからだ。
意外とみんな律儀に取り決めを守っていて、それぞれのセンスと裁量が表れて面白い。
5円10円の駄菓子で数を稼ぐ者あれば、ちょっと高めの一点張りの者、大袋菓子を買って一口ずつ交換する者、セールだったと言い張る明らかに予算オーバーなグレーなヤツ...
ウケ狙いでバナナ一房をおやつとして持ってきて、最終的に食べきれず、みんなに配り始める者なんかもいた。
制限があると、自分の納得できる落とし所を求めて、色々考える。
量が欲しいのか、種類を揃えておきたいのか、どうしても外せないものがあるのか。
ロードレースも同じで、レースの度に頭を悩ませるのが、バックパックに何を詰めようかということ。
あらゆる事態を想定して、あれもこれも持っておきたい...と、バックパックがパンクしそうになることはないだろうか。
YONEX ATHLE series バックパック BAG158AT
レース会場には、このバックパックにウェアやレーシングギアなどを詰めてレースに臨む。
連泊するような遠征などでは基本的に、大容量のYONEX PRO series キャスターバッグ BAG1800Cへ様々な準備をする。詳しくはこちら📺
何があっても大丈夫な準備をキャスターバッグへと詰め込み、バックパックにはレース前後の会場で必要最低限になる荷物を入れる、というのが基本。
キナンサイクリングチームの使用するBAG158ATは、なかなか使い勝手が良い。
ヘルメット、アイウェアケース、ジャケットと、何かとかさばるものが多いロードレースの荷物。
37Lの大容量に袋口で、大きな物も楽に出し入れができる。
万が一、ギリギリ容量オーバーする物でも、袋口だとなんとか収めることができたりする。
横にはファスナー口もあるので、横からの素早いアクセスも可能。
これがかなり便利で、荷物がパンパンの状態でも横からアクセスできることによって、バッグの中をかき回さなくても奥の物が容易に取り出しできる。
シューズポケットも配されている。
シューズポケットはエナメル素材が使われているので、雨天のレース後でも気兼ねなく突っ込める。
屋外での準備が多いロードレースでも、汚れを気にせずに地面に置けたりする。
観音開きになる正面ポケットには、使用頻度の高い小物を入れている。
左側には、レース前に使用する物を。
AIRFIT、Aggressive Designのケア用品、サイコン、レースのIDなど。
右側は、主にケア用品を入れている。
Igname Sports AromaのChamois Gel、ボディソープ、ウェットタオル。
ボトルポケットには、uvex lgl 39、安全ピンを常備している。
他にレース、移動やイベントなどによって、使用頻度の高い物を入れている。
以上のものは、基本的にバックパックに入れっぱなしである。
問題はやはり、どのジャージを持っていくか。
天候の急変、表彰台への登壇、ウォーミングアップやクールダウンに着るもの、着替え...などなど、あらゆる状況を想定しなければならない。
が、手元にあるウェアを全て持っていく訳にもいかない。
チームカーには人数分のバックパックに加えて、クーラーボックス、補給食、予備ホイール、工具などで満杯、スペースは限られている。
仮に、今月22日のAACA 第6戦の準備をするとする。
天気予報は曇り、降水確率が50%としよう。
夏場はモワッとすることの多い長良川河川敷。
装備は少しでも快適に走ることのできるキットを選択。
Champion System APEX ライトジャージ、ベースレイヤープロ、Performance ビブショーツ、レースグローブ、Northwave EXTREME LIGHT PRO
レース準備で最初に考えるのが”天候の変化”と”表彰準備”。
レースで着用するキットとは別に、もう1キットを準備する。
天候の変化が予想される場合には、違う種類のウェアを準備したりする。
雨や末端部を冷やさないようにするウォーマー類も必要。
APEX エアロジャージ、サーマルベースレイヤー、Performance ユーロキャップ、Performance アームウォーマー、Performance ニーウォーマーなどを追加。
つい最小限にしたくなりがちだが、どんなに天気が良くてもベストと長袖は必ず持っておくこと。
雨が高確率で降りそうならば、雨でも体が冷えない装備の準備を。
雨の際に、自分がどのくらいの装備があれば十分なのかは、実際に走らないと分からないことが多い。
着込みすぎで暑くて息ができなくなったり、ジワジワと冷えてきて動かなくなってきたり...
レースを真剣に取り組むならば、日頃からの雨練をオススメする。
Tech ウィンドベスト、Tech プロ 長袖 or Performance インターミディエイトジャージ、APEX ウェザーガードジャージ
レース後に体を拭くタオルは必ず忘れずに。
レース直後のプロテインも。
チームには別途、ATHLETUNE SPEEDCUREを準備してもらっている。
ステージレースなんかでは、ホテルに戻ったらすぐにジャージを洗う。
もし、洗濯をチームで出してもらえそうならば、他の選手と混ざらないように名前の書いた洗濯ネットを。
アジアツアーなんかではご丁寧にネットから出して、全員分の選択を綺麗に畳んで一緒くたに返却してくれたりするホテルがあったりなかったり... (-_-;)
レースにチームカーが帯同する場合には、通称”レインバッグ”としてYONEX TEAM series シューズケース BAG1933をチームカーに載せている。
レース途中で雨が降ってきたり、落車でジャージなどが破れてしまっても対応できるようにだ。
狭い車内でも、どれが誰のかすぐに識別できるように名前キーホルダーを使用。
別にスペアシューズも。
中にはレースキット1セットに、アイウェアuvex sportstyle 104vのスペア、Performance ユーロキャップ、Performance アームウォーマー、APEX ウェザーガードジャージ(長袖)、Tech ウィンドベスト(ジャケット)、APEX ウィンドベスト(ジャケット)
とりあえず春先から秋口くらいは、この準備のローテーションが多い。
状況や気分に合わせて、ここから足し引き交換をする。
別にレースを遠足気分で行っている訳ではないが、準備から帰るまでがレースであり、不安なく集中して気持ちよく走るためにも準備は大切。
そこは遠足にも通ずるところがあるはず?である。
あの頃の気持ちを思い出して、モチベーション高くレースに挑んでいただきたい。
しかし、それでも準備の度に陥る「絶対何か忘れてる感」だけは未だに無くならないものだが、どうにかならないだろうか。
そんな時は魔法の言葉、「シューズ・ジャージ・ヘルメット(・ライセンス)」を唱えれば良い。
最悪、その3つさえあればレースは走れるから安心なさい、というありがたいお言葉である。
と言いつつ、忘れるのが遠征前のゴミ出し。
曜日がずれて出せない時はまだ妥協と対策のしようもあろうが、出せたのに出し忘れた時の「あ〜、やっちまった感」たるや。
今年も何回出し忘れて遠征したろうか。
...どうやら私は、面倒臭がりなのに面倒なヤツのようである。
いや、細かいことばかり気にするから、面倒臭がりになってしまったのか。
まぁ、そういう所ですよね。っていう。
〜完〜
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