Sharjah Tour 2.1 3rd stage

Sharjah Tour 2.1 第3ステージ 116km

総合を実質的に決する、山岳ステージ。
決まったプランを立てず、状況に応じてトマとジャイがベストな位置でゴールできるようにする。
逃げても最後の山岳には捕まりそうなので、逃げるよりも近くでサポートに回る。
最後の山岳で有力チームによるペースに持ち込まれそうになったら、チーム総攻撃で集団を活性化させる。

脚の感じからして、集団待機でトマとジャイと一緒に動けそうな気もしたのだが、各チームの前日の動きと今朝の様子、風の吹き方を見て、スタートアタックを決められると確信する。
ま前待ちならどういう展開にも対応できるし、横風で集団待機より楽かもしれないし、悪くはないだろう。
ミーティングでは「様子を見ます」と言ったけど、スタート地点に着いて早々に決意。

スタートは最前列。
左からの風で、みんな右に寄っていく中で、頑なに左側線を死守。
元喜も前に上がってこようとしたが、申し訳ないが今日は譲らない。
騙すなら、まずは味方から?

5kmのパレードの後、リアルスタートが切られる。
すぐ後ろには、逃げを狙う選手が大勢いるに違いない。
その状況下で抜け出すには、「こいつはアタックしないか、誰かのアタック待ちだな」と後ろに思われること。
ブラケットを持ってリラックスしたポジションから、コミッセールカーが加速する0.5秒前に、そのままフルスプリント。
ダレずに踏み切れば、決まるはず!...多分。

すぐに4人反応してきて、そのまま決まる。
少ししてから、3人の追走が追いつてきた。
最初はローテーションがギクシャクしていたものの、だんだんと脚が揃うようになり、いいペースで回していく。

BAKUの選手はやはり強そうだ。
何かと自分に突っかかってきて、正直むかつく。
Inter Proの山岳ジャージは、ノルウェー?の選手ということもあって、踏み方からしてかなりモガけそうだ。
この2人に注意する。

スプリントポイントは、暑かったので全部スルー。
山岳賞はワンチャンあるので、様子を窺う。
最初の山岳ポイントは、1kmしか登らないので、スプリントポイントみたいなもの。
スプリントに加わるが、みんな強い。
調子は良いが、トップコンディションとは程遠いこの時期の、もさもさスプリントでは歯が立たぬ。
無理に張り合うよりは、変に抜け出されたりしないように注意した方がスマートか。
おとなしく、最後に集中することにする。
事実、トップ通過のVIB sportがそのまま抜け出す。が、後ろはまだ協調は崩さずに吸収。


2つ目の山岳ポイントでも、VIB sportがオラオラとペースを上げまくる。こいつはかなり強い。平坦でのローテーションは三味ってくるクセに、登りだけ自分だけが気持ち良くなっちゃう、イヤらしい奴だ。
頂上まで500mで、レッドゾーンに入りそうになり、ペースに切り替える。
頂上通過はかなり差を付けられてしまい、遅れたグループと前を追う。
幸い、前は牽制し合って、無事にひとつにまとまる。

その後も、いいペースで行くが、明らかにみんなの脚が回らなくなっている。
BAKUはまだ余裕がありそうだが、他はキツそう。

最後の山岳が近づくが、タイムギャップの情報が錯綜していて、どうしたらよいものか。
結局、最後の山岳二連チャンの最初の山岳で、集団が一気に迫ってきた。
DELKO Marseilleがペースアップしている。

ここは最後の踏ん張りどころ。
「かっせいかー!」を願って、アタックをかける。
やはり、BAKUが反応してきた。
ペースとか無視で、できるだけ逃げ続ける。本音としては、とっとと捕まえて欲しい。
だが抵抗虚しく、あっけなく吸収。

そのまま、暑さによる全身の攣りとの戦いが始まり、なんとかゴール。
これだから脚の仕上がっていないシーズン初戦というのは、毎年辞めたくなるほどキツいのである。

しかし暑かった。
ジャージも汗の塩まみれになるほどの暑さだった...

コメント

  1. 最初の方は見逃したのですが、途中から中継を見ることが出来ました!
    むちゃくちゃカッコよかったです!╰(*≧∇≦*)╯!

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