AACA 第7戦+作手小学校自転車安全教室


7/6、新城市立作手(つくで)小学校にて、交通安全教室の講師を務めさせて頂いた。

作手小学校は、標高500m超の自然豊かな作手高原にある。
現在の校舎は昨年の3月に完成したばかりで、木の造形が美しい校内や芝生の中庭があったり、とてもキレイな学校であった。
かような学び舎で勉強できるとは、羨ましい限りである...


そんな作手小学校で行ったのは、自転車を楽しく安全に乗る事を知ってもらうためのお勉強。


チーム紹介もお行儀よく聞いてくれた。
体育座りで整列など、若かりし純粋であったろう時分を思い出してしまった。


加藤GM先生の進行により、授業は進められた。
さて、自転車を乗るときの5つの約束は覚えてくれただろうか?


休憩を挟んで、場所を体育館へ。
こちらもまた、木の香りが優しく漂う、素敵な体育館である。



まずは、選手がお手本を。
惜しくも私は骨折しており、華麗なる絶技を披露する事は叶わなかった。


さぁ、いよいよみんなの番になる。
ドキドキ...



なんて事はなく、短い時間だったけれども、みんなあっという間に乗ってしまうのが凄い所である。
変に難しく説明するよりも、実際に体を動かして覚えてくれた事は、すぐに覚えて忘れないだろう。


楽しい時間はアッという間に過ぎてしまい、お別れの時間になってしまった。


またの再会を約束して、バイバイ。
みんなの交通安全に対する意識が、少しでも高まり、交通事故や怪我などがなくなってくれたら、自転車乗りとしても非常に嬉しい。

また、ロードレースを少しでも知ってもらえるために、明日のAACAに応援に来てもらうよう...


作手小学校をあとにして、宿泊地に。
もちろん、毎回お世話になっている”やまぼうし”さんへ。
みんなはレースを控えて、ローラーか明日のコースで調整。


先ほどの自転車安全教室に来てくれていた子が、応援に来てくれる。
自前のヘルメットへサインを。


やまぼうしさんでは、いつも美味しいご飯を提供して下さる。
彩豊かでとても美味しい、目で舌で楽しめる料理を味わう事ができる!


翌朝、コースは雨が止んでいたものの、大雨警報も出ているため、AACA第7戦は中止に。
残念。

時間が少しあるので、少々新城を歩いてみる事に。

新東名新城ICから出てすぐにある、「道の駅 もっくる」。
地元の特産品や生鮮品、レストランなどがあり、平日でも賑わいを見せている。
足湯もあるので、行き・帰りの際には、立ち寄るべきポイントである。


何よりトレーニングを兼ねて、新城市が強く推進している”スポーツツーリズム”を体感すべく向かったのは”鳳来寺山”。
標高695m、かつては火山であり、岩肌の険しい山道が続く。


その名の通り、頂上付近には鳳来寺という寺があり、そこまでの登山道は山道となっている。
しかし、アランベールとあざみラインを足して2で割ったようなキツイ階段が延々と続き、いっその事、普通の登山道の方が良いと思うほどだ。

階段は1400段以上あるとのことで、一般の方は休憩しながら登られるそうな。
しかし、私は休まずに駆け上った。

己を限界まで追い込み、スポーツを通して地域の見どころや人たちと触れ合う、これこそスポーツツーリズムだ!(?)


少し登ると、仁王門。
中から仁王像が睨みを利かせていた。


仁王門のすぐ先に、”傘杉”と呼ばれる杉が立っている。
かつては日本一高い木とされていたが、昨年末に京都の杉が2mほど高いことが確認されたらしい...
しかし、電車ほどありそうな太い一本の幹が真っ直ぐ天に向かう様は、あっぱれ日本一と叫びたくなるような神々しさである。


息を上げながら走り続けて、ようやく鳳来寺へと辿り着いた。
雨のせいか、扉は閉じていた...


向かいにある、晴れていればとても良い景色が望めそうな東屋で一休み。


鳳来寺から5分程で、鳳来山東照宮に行ける。
その名の通り、徳川家康を主祭神しており、三代将軍家光が造営を開始した。



日光の東照宮に比べれば規模は小さいかもしれないが、果てしなく登り続けた山の上に建立された社殿は、厳格な空気を漂わせ威風堂々と鎮座している。


1セットでは不足なので、レース会場近くにある標高789mの本宮山は砥鹿神社(とがじんじゃ)の奥宮へ。

本殿はこじんまりとした社。
しかし、山の頂上にあるため、麓から吹き上げてくる強風と標高の高さでヒンヤリとした空気が流れていて、神秘的な雰囲気だ。


参道の途中に、”岩戸神社”という神社へ向かう道が続いている。


参道というか、山道らしき道のような跡を下って行くと、火山の硬い岩盤を削ったであろう急な階段に差し掛かる。
足を滑らせたら、間違いなく一気に谷底へ転げ落ちだろう。
谷から吹き上がってくる風に煽られ、濡れ落ち葉に覆われた斜めの階段を、そろりそろりと下ってゆく。


崖崩れ...かと思いきや、ここが終点のようである。
どこに神社があるのかと。


左手には、確かに賽銭箱が設置されている。
そして社殿は、この中央の僅かな割れ目の奥に鎮座しているらしい。

斜めだし、真っ暗だし、というか幅が30cmくらいしかないのだが、どのように入るのだろうか。
天気も良くないし一人だし、少々身の危険を感じて、ここでDNFとした。

後に調べてみると、この割れ目に体をねじ込ませながら入るらしかった。
にわかには信じられないのだが、本当にそのようにするらしく、闇の奥に社殿があるらしい。
興味のある方は、ぜひ、トライしてみてほしい。


砥鹿神社というだけあり、至るところに鹿のフンが散乱しているので注意を。


また、AACA会場近くには”道の駅 つくで手作り村”があるので、お立ち寄りを。


名物?の、猪肉カレーを試してみる。
口に含んだ瞬間に広がる、ビーフやポークにはない、猪肉の甘みと香りがクセになりそうなカレーである。


疲れた体は、湯谷温泉(ゆやおんせん)へ癒しにゆこう。
晴れていれば、鳳来峡に挟まれた板敷川を眺めながら、のんびりと湯につかれるのだが...

今回は安全面を考慮しての、レース中止となってしまった。
しかし、会場となる新城市では、スポーツやアクティビティで楽しめる所がたくさんあるので、遊びに来てみては?

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