第7回 サイクルデイ in 熊野


今年もツールド熊野が行われる熊野市を舞台にした、サイクルデイ in 熊野にお邪魔させて頂いた。

2日間に渡って自転車への理解を深めたり、参加者の皆様との交流を楽しめるイベント。
私自身、早いもので4回目の参加となった。

初日には自転車に関する知識を深める座学や、ロードレースにおけるバイクコントロールの実施講習などといった、専門的な部分の基礎を学習して頂いた。


座学には、スポンサー各社様からも講師の方にお越し頂き、専門家からしか拝聴できない貴重なお話をご教授頂いた。
iRC TIREでお世話になっている井上ゴム工業様からは最新のタイヤ知識を、WAKO‘Sの和光ケミカル様からはバイクの適切なメンテナンス方法などをご教授頂いた。


キナンからは、JADAのドーピング検査員も務められる堺様より、アンチドーピングに対する正しい知識を深めるための講義を。


元喜の体幹クリニックなんかも。


我々、キナンサイクリングチーム選手陣は、ツールド熊野第2ステージのゴール地点である熊野市防災公園にて実技講習の講師を務めた。


まずは、公道では練習しづらいローテーション。
始めは慣れない相手や、動きにみんな戸惑い、ぎこちない動きであったものの…


みるみるローテーションの動きが改善。
十分にレースで通用するローテーションを回れるようになった。


そして、集団での動きだけではなく、個人のバイクコントロール。
結局は自分の身は自分で守れるようにならなければならない。

安全に、余裕を持って走るためにも、バイクを思い通りにコントロールする技術は必要である。
今回はちょっと難しめのコースを作り、コーナーでの感覚を養ってもらった。


お昼休憩を挟んで、昨年大会から始まった”鬼引きトレーニング”。
難しいことは言わず、千枚田をひたすら踏んでもがこうという練習会である。

コレには我々もなんだかプレッシャーを感じる。
シーズン初戦を走ったとはいえ、みんな強かった...


無事に初日のカリキュラムを終えてからは、会場兼宿泊所となっている札立峠中腹にある少年自然の家にて夕食会。

地元名産品や美味しいドリンクなども入り、楽しい夕食会であった。


2日目は前日からの参加者に加え、さらに多くの参加者を迎えてのサイクリング。


今年はとても暖かい朝日の中での開会式となり、今から始まるサイクリングに期待は高まる。


スタートは新鹿小学校。
Aコース(77km)、Bコース(50km)、Cコース(20km)の3つのコースに分かれて、脚力やペースに合わせたコースを選択できる。

今年は初めてBコースをご一緒させていただくことに。


会場ではWAKO’S 洗車サービスも受けられる。


晴天のもと、適度(?)にアップダウンのある最高の景色を横目に、快調にサイクリング開始。
コーナーを抜ける度に風光明媚な景色が移り変わり、走っていても飽く事なく楽しめる。


急に林道のような道になったり、手掘りの隧道などが現れて、アドベンチャー要素などもあり、次は一体どんな難関が待ち受けているのだろうかと、ワクワクしてくる。


Bコース、最初の難関は”佐田坂”
長さ6km、獲得標高350mの峠を一気に駆け上がる。


頂上にたどり着いたら、まだここでは少し汗ばんでいるかもしれないが、しっかり着込まないと痛い目に会う。


小阪トンネルを抜けると、周囲の様相が一気に変わる。
風のビュンビュンの山あいを抜ける大又川を登って行く...さ、寒い。


程なくして最初のチェックポイント、道の駅”きのくに”。
地元の名産品、名物の材木なども販売している。


何しろ、氷点下。
スタッフの方が先に準備していた時には-15℃しかなかったそうで、今年はまだマシな方だそうで。


あまりにも寒いので、暖を取っていたら、


実は焼き芋を焼いていたらしく、


焼きたての、今流行りのしっとり系を頂いた。
一本二百円也。


大又川をさらに遡上してから、賀田の港町まで一気に駈け下る。
結構急でテクニカルなので、要注意。


ひたすらのアップダウンを駆け抜けて、木立の合間からゴール地点の新鹿が見えてくる。
あと少し。


スタート・ゴール地点まで戻ってきたら、地域のお母さん方が地元の食材を使った郷土料理を振る舞ってくださる。


今年はおなじみ、めはり寿司、秋刀魚の一夜干し、豚汁うどん。


大釜で一気に作られる料理は圧巻。
匂いだけで、お腹がキュ〜っとなってきた。


うどんにかける一味唐辛子は、こちらも熊野名産の熊野唐辛子の一味。
辛いだけの一味ではなく、食欲とよだれが滲み出てくるような香りと旨味が広がる唐辛子だ。

今年も事故などなく、無事に閉幕。
初めての人も、リピーターの方も楽しめる大会ではなかったかと思う。

来年はさらにパワーアップして、さらに楽しめる大会になるとのことなので、乞うご期待。


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