Tour de Tochigi 2.2 1ère étape

ツールド栃木 第1ステージ 115km

少し早めに現地入りし、試走した感じではほぼフラット。
斜度がキツめのKOMが設定されているが、かなり短い。風も少しだけ吹いている。
圧倒的に集団有利なコースであろう。

レース前ミーティングでは、基本的にはスプリントも強いリカルドを柱に展開を考える。
しかし距離も短く難易度が低いコースなので大集団スプリントに持ち込むより、全員で攻めて、誰でも勝てる展開位置に持ち込むこと。

昨日までの春の陽気とは打って変わり、かなり冷え込んだ朝。
APEXウェザーガードジャージにレッグウォーマーを着込んでスタートラインへ。

11kmのパレードを経て、スタート。
序盤は下り基調のためにかなりのハイペースで進んでいく。各チームが入り乱れての打ち合いになる。

スタートから10km過ぎたくらいで、各チーム乗せた逃げができるが、キナンからは誰も乗っていない。集団は脚が止まる。
ここで前を追える位置にいたのが自分だったので死ぬ気で前に追走をかけるが、すかさずチェックを入れられる。

前までジリジリ近づいてる気がするが、くそ、マジでキツい。誰も先頭交代してくれない。道理なので仕方がないのだが。

後ろに気を取られていては前に逃げられてしまうので、恐らく2分走のベストを更新したであろう追い込みでなんとか先頭グループを引き戻す。正味、もう脚を8割5分使った感覚だ。

ハイペースは収まる気配もなく、幾多の立ち上がりで脚を休められない。アタックに反応するが、マジでキツい。
最初のKOMに向けてのじわじわ登っていく区間で、KOM手前で脚はすでにオールアウト寸前。
集団前方ではアタックがかかり、元喜が対応してくれているのが見えるが、前に上がれない。

全くリカバリーできずに、最初のKOMに差し掛かる。
間違いなくレースが動くに違いないので、何が何でも前に出なければならない。オールアウトになっては集団から遅れるので、レッドゾーンを掠めるくらいのギリギリの追い込みで、頂上ラスト800mでなんとか集団15番手くらいまで上がり、先頭が見えた。
が、しかし。無情にもジャイとトマ達が飛び出していくのを、悔しく見守るのみであった。

各主要チームのエース級のメンバーが揃った逃げにより、集団は一旦ペースダウン。
今回は距離の短さが逃げに有利に働いている。
逃げに選手を送り込めていないチームがすぐに追走をかける。追うペースは速いが、恐らくこのペースでは捕まえられないだろう。
差は最大で2分40秒くらいまで広がり、詰まることもなかった

2つ目のKOM前でちょっとだけリカルドの位置取りだけして、後は特にすべき事もなく、ごちゃごちゃしながらゴール。

トマとジャイ達の先頭は逃げ切り。
かなり追い込んだ1日になったが、勝負に絡む展開とは違うところで苦しんだ。仕様がなかったが。
調子が良いのに勿体無かった。

大集団スプリントになればやはり分が悪いので、今回は作戦通りに逃げを作って総合上位を絞る事に成功した。
明日はハードなコースレイアウト。序盤に山を越え、最後は登り基調で展開では単独独走も可能なコース。

気を付けます。

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