ほら、そこに

レース期間が空いて、そろそろ遠征に飛び出したくなってきた、今日この頃。

レースシーズンが始まれば、長くても2週間くらいしか同じベッドに寝ることがない生活を7年も送ってきたせいか、1週間も同じ寝床で寝起きし始めるとなんだかウズウズ落ち着かなくなってきてしまう。
性根の部分で遠征や遠出、旅行が好きなもので、というか飽き性なのか、常に新しい道・景色で走りたいという欲求が強い。松阪に来て半年経つが、未だに新規開拓地を探し求めている。少しでも信号の無い平坦区間や峠道を見つけた際には、すぐに「ここなら◯分くらいのメニューができそうですね!」と興奮してしまう。ついにはあの穏健な野中さんに「しつこい」と釘を刺されてしまった。
練習では一度通った道は絶対通りたくない派(周回練習は好き)なので、練習ルート設定には毎日苦悩している。

レース遠征に行きたい理由が、実はもうひとつある。
あまり書くと叱責を頂戴するかもしれないが、ずばり”出費が減る”ことである。
キナンサイクリングチームでは遠征滞在中の食事はチームが全部準備をしてくれるので、出費の大半が食費に消える自分としてはとてもありがたいのである。
いやはや、自分なぞしょんべん臭い洟垂らしに常に万全のサポートをして下さるスタッフの方々には、本当に頭の下がる思いで一杯である。

思えば競技を始めた高校生の頃は、手持ちの小遣いのほとんどを自転車関連に費やしていた。宿泊費、遠征費、パーツ、消耗品...
高価で買えないパーツやホイールなどは、クラブチームの先輩に拝借したりしていた。
ただ、ジャージの類はやはり自分で用意しなければならなかった。機能的なサイクルジャージも安い物ではないので、ケチって1セットをずーっと着まわしていたものだ。
レーパンも1着だけで1年半使っていた気がする。冬用タイツなんて、一度も自前で買うことがなかった。

自分が思う自転車機材でお金を使うべき順位は大まかに、
1、消耗品(月単位で減るもの。ブレーキシュー、タイヤ、ワイヤー、チェーン、ケミカル類、等)
2、身に付ける物(シューズ、サドル、ハンドル、ヘルメット、ウェア)
3、工具(最低限でよい)
4、フレーム、ホイール(上記の物を余裕を持って(特に消耗品)揃えた上で、予算を決めて選ぶ)

自分もそうだったが、真冬に半袖レーパン指切りグローブに薄いベストだけとか、伸びきってしまいバタつくウェアとか、ウェアはパフォーマンスに影響を与えるのでちゃんとしたものを揃えよう。
そして前回でウェアの耐久性について述べたが、ウェアの中で一番消耗するのはソックスではなかろうか。
レースに入賞したり出走すると貰えた副賞のソックスを溜め込んでいたものの、そのストックは常に不足していた気がする。やはりスポーツタイプの薄手の生地で硬いロードシューズを履けば、ソックスが受けるダメージは高くなってしまうようだ。

だが、ついにサイクルソックスの完成系がここに...


EXTREME LIGHT PRO SOCK
生地の薄さとフィット感は最高だ。


通気性にも優れていて、嫌な蒸れも感じない。
”メリルスキンライフ”と呼ばれる生地糸を採用したことによる防菌・防臭作用が非常に優れていて、長い期間使用したり部屋干ししてきても、嫌な臭いが全く発生しない。
この防臭性は、かなり高いものと感じている。


ダブルカフによって耐久性とフィット性を向上。
緩んでずり落ちてきたりしないので、スタートからゴールまでしっかりカフ部を維持してくれる。

そして、その耐久性。


半年ほぼ毎日(雨天時に使用する黒とローテーション)履き続けて、ようやく爪先の跡がついた?くらいの耐久性だ。


一番擦れる部分である裏側も、ほつれたり弱くなったりしない。


手頃な価格で”Made in Italy”のクオリティを感じることができる。
2足もあれば、余裕で1年を乗り切ることができるだろう。


同社のNORTHWAVE EXTREME RRとの相性は最高。
集団の中でも、いち早くキナンのライダーを見つけられるのではないだろうか。


目立つ蛍光イエローは、視認性抜群。
国内展開は、YELLOW FLUO、BLACK GREY、LOBSTER ORANGEの3色。

最近は補給場所のスタッフを探す時も、ジャージで見分けるよりもこのシューズで見分けた方が、早く見つけやすいことに気づいた。
混雑した空港や駅ではぐれてしまっても、足元を見ていればチームメイトをすぐに見つけることができる。

ぜひ。

NORTHWAVE JAPAN
株式会社 ウィンクレル

コメント

  1. 観る側からも視認性がすこぶる良かったです!(*^o^*)/。すぐキナンの選手だと分かります!。

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