ボーっとしているように見られるせいか、「悩みがなさそう」と、よく言われる。
ボーっとしているように見られるのは、いつも何か考え事をしている。からだと思う。
確かに考え事がぐるぐる回って深みにはまり、いつの間にかボーっとしている事はたまにある。
学生時に期末や中間テストで難問に当たった時に、あぁでもこうでもないと思考を巡らせているうちに、ハッと気付いたらボーっとしていた経験は無いだろうか。そんな感じである。
何かひとつ悩み出すと、そういえばあれもこれもと枝葉に及ぶタチなので、一応人並みに悩むことは多いと思っている。
そんな悩みのひとつに、つむじが二つある事がある。
通常の位置に一つと頭部前方に一つあるのだが、二つとも同じ向きで回っているので、毛並みの渦がぶつかり合う所で、右に向いている毛並みと左を向いいる毛並みの部分ができてしまって、これに難儀する。
ご存知の通り、汗をよくかくので髪は短いのが好みであるが、短くすると髪が毛穴の向きに真っ直ぐになるので、頭頂部が二つに割れているような姿になってしまう。
だから何だという話なのであるが、結構気にしている。
あと両腕にもつむじがある。
回るといえばホイールだ。
自転車乗りとして、フレームにどのホイールを履かせるかというのは永遠のテーマだ。
ホイールの性能は千差万別。ホイールの種類だけ、乗り味も変わってくる。
オシャレは足元からなんて言われるけども、ファッションのみならず、ロードバイクにおいてもルックスの印象に大きく影響を与える。
キナンサイクリングチームの足元を支えるのは、FULCRUMのホイールだ。
チームにも何種類かのホイールがあり、レースの度に何を履こうか悩んでしまう。

FULCRUM SPEED 55T
チームでの使用率が1、2番に高いホイール。


装着するだけで、速そうになる存在感だ。
その圧倒的存在感ながら、重量は前後合わせてわずか1280g(F:564g、R:716g)。

その名の通り、リムハイトは55mm。リム幅は現在主流になりつつある、ワイドリムの24.2mm。
光り輝くそのカーボン柄は、もちろんフルカーボンリムによるもの。
見れば見る程に、カーボンの織り成す複雑な世界に引き込まれてしまう。


前後ハブともに、カーボンボディにアルミフランジで剛性と軽量性を両立。
CULTベアリング装備で、ベアリング部の抵抗を最小限に。
CULT(Ceramic Ultimate Level Technology)ベアリングとは、グリスをも必要としなくなる程の高精度・超耐摩耗性の処理が施されたセラミックボールとボールレースによって作られるベアリング。
手で回してみるとちょっと心配になる程のハブの軽さだが、ここまでハブに関するトラブルは無いそうな。

スポーク、ニップルは質実剛健のステンレススポーク・ニップル。
メンテナンスのしやすさにも寄与している。
今年からFULCRUMのホイールを使い始めて、共通して感じられる”硬さ”を覚えるようになった。
芯のある硬さというか、ホイールの中心で踏力をしっかり受け止めるような感覚。これは、精度と剛性の高いハブによる恩恵だと思われる。
回転体の要であるハブの作りによってホイールの大きな特性が決まって、リムによって方向性の違いを出しているのかな、という印象を受けている。
そのSPEED 55Tを使った感想。
踏み出した瞬間、後ろから「スーッ」と押し出されるような感覚。
ディープリムによる高いリム剛性と短いスポークによって、踏力が逃れることなく前に進む力になっている感じがする。
とにかく硬いのだが、リム重量の軽さによってイヤな硬さにはならないのが凄いところ。
他のモデルのSPEED 40TやRACING ZEROなどと比べると”シャキシャキ感”は少ないが、十分な振りの軽さはあるし、横剛性も非常に高いので、ダンシングによる加速もシャープに気持ちよくスピードが伸びていく。

なので、リムハイトだけでみると平坦系のレースを主として履いて行きたくなるような気もするが、40Tよりも55Tの方がオールラウンドな性能を持っていると感じる。
クライマーであるトマも、富士山あざみライン以外では殆どSPEED 55Tを好んで使っているのを見ると、”登りでも戦えるディープリム”なんだなと感じられる。

もちろん、平坦ではディープリムによる高剛性・空力性能を遺憾なく発揮する。
やはりディープリムとしての性質として、巡航性能が非常に高い。
よく感じるのは、”ビタッ”と路面を舐めるように転がる安定感、”スーッ”と滑るように押し出されるような推進力。

安定感に優れているので、非常にコントローラブル。路面を的確に捉えるので、コーナーも攻めていける。
ただ横剛性の高さによって、バンプがあるような高速コーナーではコントロールがややシビアになるか。
脚質や使用条件、好みなどで、レースに合わせて使い分けていくのであるが、「やっぱり、あっちの方が良いかも...」「今日の展開ならどっちだろうか...」などと、毎回贅沢な悩みに苛まれている。
さて、今週末は毎年恒例の鈴鹿ロードだ。
やっぱり55Tか。アタックをかけまくるならRACING ZEROも捨てがたい。40Tで脚を溜めて最後に爆発させるのも良いかもしれない...
続く。
FULCRUM
ボーっとしているように見られるのは、いつも何か考え事をしている。からだと思う。
確かに考え事がぐるぐる回って深みにはまり、いつの間にかボーっとしている事はたまにある。
学生時に期末や中間テストで難問に当たった時に、あぁでもこうでもないと思考を巡らせているうちに、ハッと気付いたらボーっとしていた経験は無いだろうか。そんな感じである。
何かひとつ悩み出すと、そういえばあれもこれもと枝葉に及ぶタチなので、一応人並みに悩むことは多いと思っている。
通常の位置に一つと頭部前方に一つあるのだが、二つとも同じ向きで回っているので、毛並みの渦がぶつかり合う所で、右に向いている毛並みと左を向いいる毛並みの部分ができてしまって、これに難儀する。
ご存知の通り、汗をよくかくので髪は短いのが好みであるが、短くすると髪が毛穴の向きに真っ直ぐになるので、頭頂部が二つに割れているような姿になってしまう。
だから何だという話なのであるが、結構気にしている。
あと両腕にもつむじがある。
回るといえばホイールだ。
自転車乗りとして、フレームにどのホイールを履かせるかというのは永遠のテーマだ。
ホイールの性能は千差万別。ホイールの種類だけ、乗り味も変わってくる。
オシャレは足元からなんて言われるけども、ファッションのみならず、ロードバイクにおいてもルックスの印象に大きく影響を与える。
キナンサイクリングチームの足元を支えるのは、FULCRUMのホイールだ。
チームにも何種類かのホイールがあり、レースの度に何を履こうか悩んでしまう。

FULCRUM SPEED 55T
チームでの使用率が1、2番に高いホイール。
装着するだけで、速そうになる存在感だ。
その圧倒的存在感ながら、重量は前後合わせてわずか1280g(F:564g、R:716g)。
その名の通り、リムハイトは55mm。リム幅は現在主流になりつつある、ワイドリムの24.2mm。
光り輝くそのカーボン柄は、もちろんフルカーボンリムによるもの。
見れば見る程に、カーボンの織り成す複雑な世界に引き込まれてしまう。
前後ハブともに、カーボンボディにアルミフランジで剛性と軽量性を両立。
CULTベアリング装備で、ベアリング部の抵抗を最小限に。
CULT(Ceramic Ultimate Level Technology)ベアリングとは、グリスをも必要としなくなる程の高精度・超耐摩耗性の処理が施されたセラミックボールとボールレースによって作られるベアリング。
手で回してみるとちょっと心配になる程のハブの軽さだが、ここまでハブに関するトラブルは無いそうな。
スポーク、ニップルは質実剛健のステンレススポーク・ニップル。
メンテナンスのしやすさにも寄与している。
今年からFULCRUMのホイールを使い始めて、共通して感じられる”硬さ”を覚えるようになった。
芯のある硬さというか、ホイールの中心で踏力をしっかり受け止めるような感覚。これは、精度と剛性の高いハブによる恩恵だと思われる。
回転体の要であるハブの作りによってホイールの大きな特性が決まって、リムによって方向性の違いを出しているのかな、という印象を受けている。
そのSPEED 55Tを使った感想。
踏み出した瞬間、後ろから「スーッ」と押し出されるような感覚。
ディープリムによる高いリム剛性と短いスポークによって、踏力が逃れることなく前に進む力になっている感じがする。
とにかく硬いのだが、リム重量の軽さによってイヤな硬さにはならないのが凄いところ。
他のモデルのSPEED 40TやRACING ZEROなどと比べると”シャキシャキ感”は少ないが、十分な振りの軽さはあるし、横剛性も非常に高いので、ダンシングによる加速もシャープに気持ちよくスピードが伸びていく。

なので、リムハイトだけでみると平坦系のレースを主として履いて行きたくなるような気もするが、40Tよりも55Tの方がオールラウンドな性能を持っていると感じる。
クライマーであるトマも、富士山あざみライン以外では殆どSPEED 55Tを好んで使っているのを見ると、”登りでも戦えるディープリム”なんだなと感じられる。

もちろん、平坦ではディープリムによる高剛性・空力性能を遺憾なく発揮する。
やはりディープリムとしての性質として、巡航性能が非常に高い。
よく感じるのは、”ビタッ”と路面を舐めるように転がる安定感、”スーッ”と滑るように押し出されるような推進力。

安定感に優れているので、非常にコントローラブル。路面を的確に捉えるので、コーナーも攻めていける。
ただ横剛性の高さによって、バンプがあるような高速コーナーではコントロールがややシビアになるか。
脚質や使用条件、好みなどで、レースに合わせて使い分けていくのであるが、「やっぱり、あっちの方が良いかも...」「今日の展開ならどっちだろうか...」などと、毎回贅沢な悩みに苛まれている。
さて、今週末は毎年恒例の鈴鹿ロードだ。
やっぱり55Tか。アタックをかけまくるならRACING ZEROも捨てがたい。40Tで脚を溜めて最後に爆発させるのも良いかもしれない...
続く。
FULCRUM
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