熊野みち 二巡目

12/17、1年を締めくくる最後のイベント、ヴェロフェスタinモリコロパークが開催。


海外組も今日のために来日、一足早いクリスマスと相成った。


イベントとは言うものの、その実はゴリゴリのレース。
雪も降る冷え込みであったが、ペースメイクで集団のペースアップを図る。


レース終了後には来季の体制発表も行い、来場された方々に今年の活動の報告と感謝の意を伝え、来季のさらなる飛躍を誓う。


イベント外ではスポンサー各社様より、提供いただいているプロダクトに関する知識と理解を深めて、競技における最大限のパフォーマンスを発揮できるように、遠路はるばるお越しいただいた。


WAKO'S 様からは、普段から使用しているケミカル・オイルの使い方、成分などの役割などをご教授いただく。


洗車ひとつをとっても、わずかな差の積み重ねが結果に大きく影響する。
チェーンの1コマ1コマの内部の汚れも、大きなパワーロスに繋がる。


Aggressive Design 様より、WAKO'Sのオイルに関する技術を応用したスキンケア用品の重要性を。


ATHLETUNEをご提供いただいている株式会社 隼 様より、スポーツジェルの有効性と意見交換を。

今季も多くのスポンサー様に支えていただき、最高のシーズンを送ることができた。
来季も最高のサポートとともに、より勝利を手にしてアピールしていきたい。


ところ変わり、新宮市。


(株)キナンのお膝元にて、2018年の記者向け体制発表を行う。
今年はネット中継もされた。


今年の振り返りと来年の意気込みを語る。
もう少し話す内容をまとめていれば良かった...


来季も引き続き、フレームはYONEX CARBONEX HR


来季の広報写真も撮り、乞うご期待。


合宿も終わり、今回も新宮市の気になるスポットへ。
最初に向かったのは、”神倉神社”。


前回訪れた”熊野速玉大社”の摂社(本社に所属)である。
世界遺産の一部でもある。



参道の石段、というか崖をよじ登ってゆく。
写真で見るよりも、かなり険しい階段となっているので要注意だ。


神秘的な森を抜けてゆく。


頂上に近づくと、斜度が緩くなる。


お?


神倉山山頂に着くと、社殿と御神体の「ゴトビキ岩」が鎮座している。
熊野大神が最初に降り立った地だそうな。


最後の石段を登ると...


御神体・ゴトビキ岩が今にも転がりそうであるが、大迫力である。


振り向けば、新宮市を一望できる。



続いては、(株)キナンの所在地の新宮市浮島。
の、名の由来である”浮島の森-wikipedia”へ。
すぐ隣にはキナン本社がある。


先ほどの神倉神社からも浮島の森が見える。


住宅街の中に突如として現れる、手付かずの自然。
”浮島”とはその名の通り、浮いている島のことである。
ここ新宮にある浮島は日本最大。


入園料を払うと、外周の遊歩道を歩ける。


島へ上陸するには、桟橋を渡る。
強風や水位変化などにより、島が動くので通常の橋はかけられない。


密林を抜ける遊歩道を歩き、ちょっとしたアドベンチャーを体感できるだろう。
様々な種類の植物が自生している。


初めて底なし沼を見る。


おれか。


現在は一部が岸と接着していて、あまり動かないそうだ。

神倉神社へ参拝し、浮島の森で歩いたおかげで汗をかいてしまった。
せっかく来たのだから、良い所はないかと探していると...

世界遺産”紀伊山地の霊場と参詣道”に登録されている唯一の、世界最古の温泉が、近くにあるというではないか。
これを行かずして、何とするか。


やって来たのは、”湯の峰温泉”。
山中の平日のお昼時ということもあり、そこまで混雑はしておらず。


公衆浴場の受付の券売機にて”つぼ湯”の入浴券を購入すると、整理券がもらえる。
1組30分までの入浴となり、混む時期には並んで待たなければならないそうだ。
”つぼ湯”の入浴券を購入すると、室内の大浴場も利用できる。


目の前を流れる川沿いを登ると、噂の”つぼ湯”にたどり着く。
今日は空いていて、すぐに入ることができた。


扉を開けると、強烈な硫黄の匂いが充満した浴場。
2人も入れば一杯である。


これが1800年以上も人々を癒してきた湯である。
底に玉砂利が敷かれていて、気持ち良い。こう見えて水深が80cmはあるので、注意が必要。
常に加水していないとどんどん熱くなってくる。

体も綺麗にして、次に向かうは...


昔から、多くの人々が熊野古道を歩いて目指してきた目的地、熊野三山のひとつ。
熊野本宮大社。



新宮の熊野速玉大社とは、また違った雰囲気に包まれていた。


なんというか、パワーがみなぎっている感じがする。


熊野本宮大社は初め、すぐ脇を流れる熊野川の中州に建てられていた。
しかし、明治22年の水害で流された後に、現在の場所へ再建された。


元の場所は、大斎原(おおゆのはら)と呼ばれ、現在の社よりも何倍も大きかった。
現在の大斎原には、日本最大の鳥居が建っている。
鳥居をくぐり奥へ進むと、自分の踏みしめる足音が響く神秘的な森を抜ける。
ふと広がる、かつての社殿跡には石垣が残るのみだが、それだけでも十分に伝わってくるものがある。


隣接している施設では、熊野本宮大社の歴史を学ぶことができる。


レンタサイクルもあり。


かつての、熊野本宮大社。



密かなマイブーム、御朱印帳も書いてもらい、帰路へ就く。
伊勢神宮の御朱印帳がまだ終わっていない...


ちょうど帰り道に丸山千枚田が。
ちょっと寂しい...


実際に米を作られているだけでなく、日本の棚田百選にも選ばれ、観光地化もされている。
随所に、東屋やトイレ、駐車場も設置されている。


来年こそはここを誰よりも速く駆け上がり、チームの使命である”ツールド熊野総合優勝”をすると誓うのであった。
その前にメンバー入りを果たさなければならないのであった。


最後の最後に、新宮へ行くたびに気になっていた”鬼ヶ城”へ寄る。
熊野地域の玄関口にある鬼ヶ城は、波による侵食と地形の隆起によって、珍しい景勝地になっている。
ちなみに、ここも世界遺産の一部である。


なんとも、どうやったら同じ場所でこうも違う削れ方をするのだろうか。


遊歩道があるが、簡単な柵があるだけ。
一歩踏み間違うと、アッという間に海へ落ちてしまうだろう。


弁天神社まで、駆け足で往復45分かかった。
時間に余裕を持って来ていただきたい。


おわり。

熊野みち

コメント

  1. 諸々お疲れ様です!
    Live配信、その時限りなのかな?と思いきや、後からも視聴可能で拝見出来ました!
    ツール・ド・モルッカ第4・5ステージの掘り下げた話を是非とも伺ってみたいと常々思っていたため、加藤GMと椿選手に感謝感謝です!
    トマ選手が椿選手にゴール前の経験値として促してくれた事も、またその機会を自分の糧としてちゃんと取込み勝利した椿選手も本当に凄いです!
    おめでとうございます♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪

    そして熊野めっっっちゃ満喫されていた!!笑

    神倉神社は相当な階段数で千段近くある?!と伺ったのですが538段の間違いでした…
    いやいや538段て!!

    今度是非挑戦したいと思います笑

    その他、鬼ヶ城も浮島もつぼ湯も!!笑

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    1. ありがとうございます。
      ぜひ、行かれてみて下さい。

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