いなべヴェロフェスタ


9/16、いなべ市を舞台にしたライドイベント”DENSO presents いなべヴェロフェスタ with KINAN cycling team”が開催された。

今年で3回目の開催となったこの、通称”いなヴェロ”はロゲイニングのように、決められたチェックポイントを好きなように巡っていくというもの。
しかし、順位を決める大会ではなく、美しい景観や各エイドステーションでグルメなどを戴きながら、いなべを堪能しようではないか、という大会。

心配していた天気も、次第に好天に恵まれて汗ばむ陽気となった。

各チェックポイントではリストバンドが配られている。
全てのチェックポイントを巡ると14本のリストバンドが手に入り、いなヴェロ完走の証明書がもらえる。

また、今回はチェックポイントで選手を見つけるとスタンプをもらえて、4人のスタンプを集めると景品に応募できるというチャンスもある。


今回はキナンサイクリングチームから、中島さん、雨乞、健児、自分の4人がエントリー。
各選手に、ルートの指定が。
今回初めての参加となるので勝手がよく分からないのだが、昨年も参加した中島さん曰く、自分の担当ルートはかなりキツそう、らしい...

TOJでもお馴染みの、いなべ梅林公園をスタートする。
走り出してみると、まず、真っ直ぐなのか右に行ったらいいのか左に行ったらいいのか分からない。


地図とタイムテーブルと格闘しながら、なんとかひとつめのチェックポイントへ。
思っているよりもアップダウンがきつく、タイムロスをしてしまった。

リストバンドを貰って参加者の皆様にスタンプを押し、どら焼きを戴けば、もうすぐ出発しないといけない時間に。

アップダウンでなかなかペースが上がらず、結構踏んだ。疲れた。


続いては、人気の和菓子店”手づくり菓舗 えぼし”さんへ。
長丁場となるであろう今日のような日には、大福はぴったりのエネルギー源だ。
とても美味しかった。



時間との戦い、ホームチームとしてのプライド。
課せられたルートスケジュールをこなすべく、チェックポイント間は全開走行。
道に迷いながらも、なんとか数分のマージンを保ちながらいなべ市を周っていく。


大会の名前にも入っている通り、DENSO 大安製作所にて”美し国みえグルメフェア”と”キッズヴェロフェスタ in デンソー”も同時開催。
キッズヴェロフェスタでは、先導役を仰せつかった。


工場の敷地内を走ることができ、ポイントポイントで障害物などが仕組まれていたりと、キッズだけでなく大人も楽しめるコースであった。


毎年大人気の、こんま亭
エイドでもたくさんの種類のスイーツを提供頂いていたのだが...


何と言っても名物の特大シュークリーム、いなべのキャベツ。
顔の大きさほどもあり、普通はみんなでシェアするようだが...

さて、ゆっくりもしていられない。
終盤に差し掛かり、マージンを使って休みながら進めてきたものの、段々とマージンが減ってきた。
と同時に、脚も無くなってきた。

TOJのいなべステージの際に宿泊する、”青川峡キャンピングパーク”に到着したのが13:50。予定の5分ビハインド。

これはマズイ。
その後には、三岐鉄道 伊勢治田駅で14:10発のサイクルトレインに乗り込まなければならない。

14:00、青川峡キャンピングパークを出発。
急ぎたいが、もう脚がない。


14:10、伊勢治田駅到着と同時に、定刻通りに電車が出発した。
健児が中から私のことを見ていたらしい。

伊勢治田駅には、もうひとつ目当てのものが。


それというのも、駅員の方から購入する、硬券の切符。

硬券は厚紙で刷られている切符で、改札で駅員にパンチを打ってもらう。以前はこれが主流であった。
他にも軟券と呼ばれるもっと薄い紙の切符などもあった。
しかし、今では磁気の切符が主流になり、硬券は非常に珍しくものになってしまった。
ここ三岐鉄道では切符に硬券を発行している。
凸型?の打ち方で、マニアにはすごい珍しい...と、いろいろ中島さんに教えてもらった。


番号を振ることで、その日の売り上げ枚数を把握したりできる、とか何とか...


ボール紙のような感じで、耐水性もありそう。

鉛のように重くなった脚を無理矢理動かして、次なるチェックポイントを目指す。

最後から2番めの”サンクチュアリ”に到着した。
時刻は14:50。もう20分のビハインドになってしまった...サイクルスタンドも片付け始められている。
ちなみに、15:00までにスタートゴール地点のいなべ梅林公園に戻るよう言われている。

ここは、トラウトの釣りを楽しめる管理釣り場だ。
釣り好きとしては、毛鉤を投げ込みたいところではあるが、それはまたの機会に。
しかし、大方の人はすでに立ち寄った後のようでもう自分しかいなかった。

朝から何も食べれていなかったが、ここにきてようやく飯にありつく。
サーモン炊き込みご飯、卵かけご飯、たい焼き...
久しぶりにちゃんと腹に物が入ったお陰で、少し回復した。

しかし、時刻はすでに14:58。
最後の三原自治会が残っているが、流石に無理。

梅林公園までの登りを踏みまくり、15分遅れで帰ってこれた...

多くの参加者の方からは、笑顔が絶えず、非常に楽しんでいただけたようだ。
私のように、何かに追われながら息をあげていた参加者はいないようで、そこは少し安心。

しかし、普通なら通らないだろうなという道に迷い込んだり、ふと地図を確認しようと立ち止まったりする。
すると、今まで見えていなかった景色や気になる建物などがあったり、こんな所にこんな物が、と新しい発見があったりして、それはなかなかに面白いものだと感じた。

来年はあっちも行ってみたい、あそこが気になる、毎年参加してくださる方からはそんな声が。
年々参加人数も増えていくわけである。


今大会に携わって頂いた多く方には、大変な準備をして頂いていた。
大きな事故やトラブルもなく、無事に終えることができたのも、関係者の方々と参加者の方々のお陰である。
来年もまた、もっとパワーアップした大会になって、楽しんで頂きたいと思った。

そう、各地のグルメを堪能できなかった私は特に...
走行時間 4:35、走行距離 134km、TSS 214

コメント

  1. ひええぇぇ、お疲れ様でした!!
    せっかく?のグルメライドぽいイベントなのに、あまりお召し上がりになる事が出来なかったのだろうか?…と思いつつも、読み進めながら、『いや、何だかんだそこそこ召し上がられてますがな…』と脳内突っ込みしておりました笑

    しかしながらキッズヴェロフェスタの先導にチェックポイントやエイドを回りつつサイクルトレインにも乗車予定だった…となかなかにハードスケジュールだった御様子…(ただ、鉄っちゃんナカジ選手のウキウキ具合だけは目に浮かぶようでした(*^o^*))

    ブログを拝見する側も様々な写真とともに楽しませていただきましたが、参加者や選手の皆様方はホントにお疲れ様でした(*´∀`*)

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    1. また来年を楽しみにしてます。

      疲れました。 笑

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