International Tour de Banyuwangi Ijen 2.2 2nd stage


International Tour de Banyuwangi Ijen UCI2.2 第2ステージ 148km

コースは平坦から、最後に3級山岳を越えてゴール。
前半は車1台分の道幅しかない道路を、ひたすらクネクネ走る。
昨日と引き続き攻めていき、総合系の選手の動きに注意しながら動いていく。


パレードから細くて曲がりくねってデコボコの道を進んでいく。
今日は手放し厳禁である。

リアルスタートが切られて、アタックがかかる。
3人も並べば道が塞がるので、前方の選手達の警戒度はMAX。

何度か出入りして、3人で抜け出すことができた。
集団も完全に止まっているように見えるので、これは行けたか?と思う。
しかし、ロードレースはそんな単純なものではない。
総合上位のst.Georgeの選手たちがブリッジしてきて、ヤバい状況。
着き位置なるが、そんなのお構いなしでガンガン回る。これは厄介なことになっちまった。


そんな感じで総合に関係ない選手が抜け出しても、他の総合系の選手もそれを目指して逃げを試みてくるので、下手な動きができない。
ここはマルコスが遅れないように、総合上位陣のフォローにスイッチ。

散々打ち合って、なんとか各チームの落とし所となるメンバーの逃げができた。
が、イランの強い奴が逃げているらしく、サプラとSt.Georgeが捕まえにかかりペースアップ。
風が少々吹いていて、なかなか落ち着かない。

そんな時に限って、まさかのメカトラ。
急いでマルコスの代車にチェンジ。
脚の長さの比率じゃ負けてるかもしれないが、絶対値としてはマルコスに勝っているようだ。
そんな訳でポジションが小せぇ。脚パン。

追風に風向きが変わって、カーペーサーがキツい。
おまけにインドネシアの車は、赤道直下の直射日光を防ぐために、窓ガラスにはえらい濃さのスモークが貼られているので前が全然見えない。
ここは石田監督を信じるほかない。
さらに肩口を蜂に刺される。痛い。


なんとかみんながまとまっているところまで復帰。
してすぐに、アタック合戦開始。
マルコスの代車でマルコスのフォロー。
ここでもまた総合上位陣が攻めてきて、集団はカオス。
総合上位も10人いるし、繋がってるつもりが繋がってなかったり、要チェック人物かと思いきや全然関係ない奴だったり、私はほとほと疲れ申した。

そしてついに、やっと、いよいよ、お待ちかね、ようやく、逃してもよいメンツの逃げが形成。
しばらくの補給タイムを経て、サプラがコントロール開始。差は3分くらい。
サルバから「サプラとコントロールして、登りまでに1分から1分半まで詰めて」との伝令。


自分と元喜、サプラ2人とコントロール開始。
そこそこ踏んで、少しずつタイムを縮めていく。
しばらくして、ここ最近イケイケのリーダーチームのトレンガヌもコントロールに加わる。
結局、ここまでの打ち合いで一番旨味を得ているのはトレンガヌかもしれぬ。

登り口に差し迫る頃には50秒まで差が縮まった。
前から1人、また1人と選手が降ってくる。掛け合いでも始まったのだろうか。
しかし、サルバから今度は「チーム総合も確定させたいから、自分か元喜も一緒にKOM越えて」との伝令。

サルバの兄貴よ、そいつぁもっと早く言ってくれい。
ここ最近なにかとボロボロの元喜と、マルコスの代車で脚パンパンの自分で話し合って、自分がKOMまで粘ることに。

いよいよ登りが始まる。
距離は15kmくらい、斜度がキツくなったり緩んだりしながら、最後は富士あざみラインの馬返しみたいな感じ。

ペースはそんなに早くないが、斜度がキツくなる所で踏み返すので結構キツい。
マルコスのポジションはシッティングだと窮屈だが、ダンシングだとかなり軽く振れて進むことに気づく。
少しずつ人数を減らし、集団ひとつのまま進む。

頂上が近づいてきた頃、サルバ達がアタック。
反応できる選手とできない選手が分かれる。自分はできない側。
ペースアップは耐えられるが、アタックは無理。

いよいよバニュワンギの馬返しへ突入。
トマがアタック。
オールアウトにならないように越える。

そこでついていけた選手はそのまま先頭グループに。
自分は第2グループに。
KOMを越えても油断ならない。
2年前にここを走った時は、息も絶え絶えにゴールした記憶がある。

広島森林公園を5倍に濃縮させたようなアップダウンを繰り返し、ゴールまで20kmの下り。
を経て、ゴールへ飛び込む。
スプリントでグループの先頭をとって、賞金ゲット。

前は動きがあったようで、総合争いは実質的に総合6位につけているマルコスまで絞られた模様。

筋肉痛と股ずれと靴擦れであちこち痛い。
明日は午後からクリテリウム。

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