Tour de SIAK UCI2.2 第1ステージ 60km
森林火災の影響で開催も危ぶまれたTour de SIAK。
出場キャンセルのチームも多い中、なんとか開催決定。
とはいえ、地域一帯を覆うスモッグの量は結構なもの。
20秒も離れれば、前の選手が霞んで見える。
マスクを外すと、ホコリっぽくてカビ臭い、何年も換気されていない古民家の物置部屋のような空気が漂っている。
そう、新潟の父の実家の屋根裏部屋を思い出した。
そんな訳で、4ステージを2時間以内になるように短縮することが決められた。
今日の第1ステージは128kmから60kmに短縮された。
コースはど平坦。
チームとしては、全員で攻めていく。
もしもつれてコースの折り返しまできたら、チームローテーションで横風アタック。
集団でのスプリントになったならば、自分かサルバで狙う。
グダグダのレーススタート。
スタート時刻もパレード走行もグダグダで、なぁなぁでいつの間にかリアルスタート。
非常に乾燥していて気付きにくいが、気温が35度まで上がっているのでオーバーヒートに注意しながら、後手を踏まないよう立ち回っていく。
20km?ほどで20名ほどの先頭グループが形成されて、キナンからはサルバ・マルコス・元喜・自分が入る。
いかんせん目の前が霞んで、よく状況が見えづらい。
三味り合いでどんどん人数が絞られて、さらにサルバと元喜が入った8人が抜け出す。
単独で追ったものの、最後の10秒ほどで追いつけずに芋掘り。
後ろから来たマルコスたち10人の追走と合流。
いい感じで回っているものの、前との差は広がるばかり。
これは決まったかもしれない。
どうなるか分からないので、とにかく次の展開に備える。
ラスト10kmでメイン集団が追いついてきた。
前に乗り遅れたチームがコントロールなぞすることもなく、掛け合いが始まる。
ラスト3km、トマたち8人ほどが抜け出す。
なんか集団はタレ始めていて、ペース上がらない。
ここにいては完全にレースが終わる。
単独でブリッジ。
追いつくものの、流石に脚の使い過ぎ。
そのまま第2グループ内でゴール。
先頭は逃げ切り、サルバ5位、元喜6位。
調子が良いだけに、焦って少し視野が狭まってしまった。
もう少し落ち着いて状況を見なければ。
にしても、こんなに悔しいのは久々である。
このぶつけようのない負のエナジーを明日から爆発させたい。
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