Jayco Herald Sun Tour 2.1 5th stage

Jayco Herald Sun Tour UCI2.1 5ステージ 89km 4km×22

最終日はメルボルン中心部の公園内を周回するクリテリウム。
路面は荒れてるし、風は強いし、コーナーは難しくて立ち上がりで10%くらい登るしで、かなりキツいコース。
中島さんから大した坂ではないと聞いていたが、アップで流してコースを確認して、下手したら1周目で千切れるかもしれない恐怖感に襲われる。
そういえば結局、毎日がキツいコース設定だった

今日はトマ・マルコスを守り、最後に中島さんがスプリントできる位置取りをする。

スタート最前列に元喜と並んでいたら、「スタートは20分後の13:40に遅らせるわ」と達しが入る。
アップ時間は限られていて2周しかコースを見れていなかったので1周流してきたら、ほぼ全選手がすでにスタートラインへ整列を完了していた。

これには愕然。
もう、レースが終わっていると言っても過言ではない。

ごちゃごちゃ言っても使用がない。
パレードなしで、よーいドン。

疲労と筋肉痛で脚はスッカスカ。
別人のもののようになった脚で隙間を見つけてはフルもがきで差し込んでいき、位置を少しずつ上げていく。

2周目の立ち上がり登りで、やっと集団先頭に出た。
とりあえず一にも二にも、後ろより前の方が楽だから。
そこでEFの山岳ジャージ(繰り下げ)やポイント賞のB.Hill、Jesseなどの総合上位がアタック、それにパラパラと数人反応していく。
集団はお見合いの空気、これは決まるかもしれない。手遅れになる前についていく。

そのまま8人の逃げに。
メンツも強力なメンバーが入ったので、逃げ切りも十分にあり得る。

ところが20km地点のスプリントポイントを過ぎた辺りから、どうも様子がおかしくなり始める。
地元オーストラリアコンチを始めとして、ローテーションが全然回らない、ペースが上がり下がりで落ち着かない。

特にJesseOliverが酷い。
ひたすら三味ってくる上に、たまに前に出た(出された)と思ったら登りと追い風ではペースカチ上げ、挙句にアタックまでする始末。

訳が分からない。
セコさに定評のあるフランスアマチュアのノルマンディー地方の下位カテゴリーレースでも、まれに見る酷さである。
そんな事せずとも淡々と終盤まで協調すれば、逃げ切りも見えてくるはずなのに、それが分からない連中ではないはず。

おかしいいや、そういえばそんな話に聞き覚えがある。
そう、元喜が散々頭を悩まされて不満をブチまけていた、あの諸悪の根源“アグレッシブ賞”争いである。

どうりで。
定点カメラでもよく映る登りと、追い風のゴールラインでやたらと踏む訳である。
これでは良いように使われて、美味しいところだけ持っていかれる。

「お前らに協調する意思がないなら、一番下っ端であろう俺は少しも回らん。」と、ノルマンディーで培った肝っ玉三味線を決める。
特にJesse、心中覚悟で彼の前だけには出ないとする。

中継では綺麗に回っているように見えていたようだが、ごちゃごちゃとストレスフルなローテーションで差は30~1分くらいと安定しない。

だが60kmのスプリントを過ぎたあたりから、逃げ切りが射程圏内に見えてきた。
リーダーのSunwebとしては無理して捕まえる必要もない。
EF・イスラエルも逃げ乗せている。
集団を強力に牽けるのはMitcheltonくらいか。

何はともあれ、ワンチャン逃げ切りを目指してローテーションがまた回りだす。
いいペースで粘るが、ラスト3周くらいからタイム差が25秒で変わらない。

恐らく逃げに乗せていないMitcheltonとコンチの連合軍が牽いてるだろうが、これは泳がされているのか集団もキツいのかよく分からない。

ラスト1周に入る登りで、ついに集団に捕まる。世の中で一番キツい集団復帰のタイミング。
登り頂上まで粘るが、集団最後尾。
その後の追い風ホームストレートで千切れた。

良かった点も改善点も感じながら、やはり全体的にワールドチームにコテンパンにやられた感は否めない。
気を引き締めて、今後のレースに挑みたい。

Live→https://www.youtube.com/watch?v=efJ3IxU7gPA&t=3906s

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