熊野 御朱印

何を隠そう、私は御朱印ボーイである。
その神社や寺が、どんな経緯を辿って来て、地域の人々とどう結びついて来たのかというのを調べるのがとても面白い。

広範囲に渡り世界遺産に登録された熊野地域であるが、寺社仏閣もその中に多く記載されている。
悠久の歴史があるこの地域の、由緒正しい神々へ参拝せんとは、これいかに。

御朱印は訪れた寺社仏閣の参拝した証明みたいなもので、初穂料を納めて頂くもの。

田辺市周辺
・熊野本宮大社


言わずもがな熊野三山の一、熊野神社の総本山。

・大斎原(おおゆのはら)


元々、本宮大社があった場所。
現在は日本で一番大きい鳥居が建っている。

・産田社

大斎原の手前の社。

・東光寺


本宮大社のすぐ隣の湯の峰温泉に鎮座する東光寺。湯胸薬師。
日本最古の湯。世界遺産にも登録されている。

・玉置神社


熊野三山の奥宮とされている。
元は寺だった社務所と梵鐘は重文。中では狩野派の絵師による襖絵が見れる。
自転車で登りに行ったら、社務所の方に「頑張ってください」と飴を大量に頂いた。

鬪雞神社

熊野権現を勧請して建てられた。
熊野三山の別宮的役割を担い、新熊野権現とも呼ばれる。

新宮市周辺
・熊野速玉大社


熊野三山の一。
キナンの拠点地、新宮市。

・神倉神社


熊野の神様が、最初に降り立った場所。

・阿須賀神社


熊野三山よりも歴史が古いと考えられていて、熊野の起源となる場所とも言われている。

那智勝浦町周辺
・熊野那智大社


熊野三山の一。
元は修験場だった。

・御縣彦社


ご存知、八咫烏を祀る神社。

・飛瀧神社


御神体は、日本一の落差の那智大滝。

・那智山青岸渡寺


那智大社のすぐ隣、神仏習合の名残が色濃く残る。
御詠歌も頂ける。

・青岸渡寺三重塔


那智といえば、この三重塔ではなかろうか。
中に入って、上まで登れる。

・那智山如法堂


青岸渡寺の裏手、大黒天を祀る。

・妙法山阿弥陀寺


熊野那智大社をさらに登って行き、妙法山の頂上に位置する。
険しい道のりは、そりゃ死後の世界について考えてもみたくなる。

・補陀落山寺


熊野那智大社を下ると、ここへ。
捨身行が行われていた。

熊野市周辺
・花窟神社(はなのいわやじんじゃ)

日本の神々の母、イザナミが火の神カグツチを産んで死んでしまう。
ここは、そんなイザナミの墓所。なので、日本で一番古い神社。

・産田神社


イザナミがカグツチを産み落とした場所。
献上されていたことによって、さんま寿司の発祥地とされている。

・大馬神社


熊野の総鎮守とされる。



いわゆる里宮とは、山に建てられた神社にお参りするのは大変だから、里に勧請しましょう、と手軽に参拝できるようにしたもの。
大抵、奥宮、本宮となるとすごい雰囲気に包まれている。

尾鷲市周辺
・尾鷲神社


伊勢路の玄関口、尾鷲。
隣の金剛寺でも頂けそうだが...?

まだあと何箇所か行きたいのである...