JBCF 那須ロードレース

JBCF 那須ロードレース 106km 7km×15周

今日も初開催となるレース。
一昨年の全日本選手権のコースを一部使った、アップダウン。破壊力も無く集団有利だが、結構脚を使うコースであった。
今日も阿曽と2人なので、展開をよく見ていく。

スタートして徐々に位置を上げていく。
脚は昨日ほどのヒドさはないが、それでもトップコンディションとは程遠い感じ。
そしてそれは、スタートして3kmで起きた。

見通しの良い緩やかなカーブ。
いきなり目の前で大落車が発生。フルブレーキしながら逃げ道を探すが、見当たらない。どうやら今回は諦めるしかないようだ。
アウト側にいた自分は内側からの圧力に弾き出され、ガードレールの上を5mくらい滑っていく。最悪なフラッシュバックが蘇って焦ったが、今回はかすり傷のみで済んだ。奇しくも左脚。
流血している選手、倒れ込んだままの選手。事故発生現場はまさに地獄絵図。

実業団レースで感じるのは、集団での位置取りの危なさ。
基本的に乗り方が下手くそ、自分よがり、余裕が無い、マナーが悪い選手が多い。面倒は嫌いなので、そういう選手の横や後ろにいるときは、さっさと離れるようにしている。
ゴール前でもないのに意味もなく無理矢理命懸けで張ってくる選手、奪われたポジションを粘着質に奪い返そうとする選手。だからといってゴール前で何をしても良い訳では無いが、仮にもし張り合うならば前後に対して(例えば1台分のスペースを争うのに、どっちが速く差し込むか。危なくても負けた片方が脚を止めたりブレーキすれば良い)張り合えばいいのに、Jproのレースでは横に圧をかけたり、蛇行して寄せたり、危険水域で粘ったりする選手の多いこと。ようは「そのまま来たら、こかすぞ。」という意思をハッキリ感じる。入り込む隙を与えない位置取りが上手いと言われるのであって、自分の位置を暴力で維持して上手いと勘違いしている選手は、早く自覚して欲しい限りである。
お前らみたいな奴が5人いたら、その影響が集団全体に伝播していく。そのくせビビって前との車間をえらい切るもんだから、横はぎゅうぎゅう、前後はすかすか。すごい効率の悪い走り方になっている。ちゃんと走りが分かっている選手はそこを"ちゃんと"詰めようとするが、横に対して通せんぼするもんだから、前後左右の選手はその予想外の動きに対応できない。あの"Tour du Loir et Cher"でさえ、カーブや危険度が増している場面ではそんな走りをする選手は殆どいなかった。ロードレースの基本は、"真っ直ぐ進むこと"。
今回はどういう原因で落車が発生したのかよく知らないが、結局そういう小っさい意地の張り合いで起きたのだろう。自分1人で落車する分には構わないが、後ろにも血の通っている人間が走っていることを認識されたい。
ルールやコミニュケで明文化されてないからって、レースで何をしても良いと勘違いしてないか。お互いへのリスペクトが無い。悪質である。

さて、そんなこんなでバイクのダメージの有無を確認して、再スタート。
これだけの大落車なので、もしかしたらニュートラルがかかるかもしれない。けど、かからないかもしれない。
もしかからないとしたら、最悪の位置にいるので全力で前を追う。が、脚が重くて進まない。
ゴールラインを過ぎて、集団が見えるようになった。ニュートラルで止まっている。

落車の収集が付いていないので、収まり次第再スタートすることに。
止まってから40分後、11周に短縮されて再スタートが切られる。
ペースが上がってかなりキツイ。20番手前後で脚をセーブしつつ、危険な動きに対応できるように展開を観察する。

ほぼ1周回ってきたところで、集団が伸びきったところから有力所がパラパラと前に抜け出す、理屈じゃないがよく逃げが決まるパターンの雰囲気と流れに。
これは反応すべきで、後手を踏む前にアタック。14人の先頭グループになった。
各チームとも「GO」だと考えているらしく、逃げ切りを決定的にすべくガンガン回る。自分としてもできればこのまま行ってしまいたいので、ここはローテーションに加わる。
しかし、身体の反応が悪い。もう後ろに下がりたくなったほど。

集団をコントロールするチームもないであろう、差が開いて決定的に。
ペースが落ち着き始めたところで、最終便で数人の追走が追いついてきた。

しばらく膠着状態が続いてくが、ブリッツェンがどうも不利な状況らしくローテーションに加わらなくなる。やがて、牽制とお見合いが始まり、ギクシャクし始める。

単騎としてはあまり好ましくない状況。アタック合戦になり始めたら、かなり苦戦を強いられる羽目になる。
自分の理想の展開は、人数が減って、協調できる数名で抜け出す展開。
一番手も足も出せないのは、スプリンターと数を揃えているチームにまとめられて、集団スプリントにされるパターン。スプリントが強い選手がかなりいるので、そうなればかなり分が悪い。
だが20人もいるので、1人か2人は同じ考えをしてるはず。

残り25km...まだ距離がある。
3番手の時にふと後ろを見ると、後ろが牽制しあってばらけている。アタックのタイミングとしては悪くない。
無駄脚となる可能性が高いが、アタックを掛けた。あくまで数人と抜け出したいので、前待ちアタック。

シマノ入部さん、ブラーゼン吉岡と合流。かなり良いと思われる。
が、すぐにペースを上げた集団に吸収。やはり難しいか。
そこからは、スプリントに持ち込みたいであろうチームによるペースメイクが始まる。
打つ手がないので、自分は後ろでローテーションに加わらない。

最終周、細かいジャブがあったものの、勝負は最後の直線に。
ダミアン?がペースを上げて、アタックが掛けられないようにしている。もはやスプリントは避けられない。
しかし、脚が重い。ズルズル位置を上げるが、正直もうスプリントする脚がない。
最後は少し遅れてゴール。

せっかくいい位置にいれたのに、勿体無かった。
全日本までに、何とかしたい。

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