カンパ

日本列島を襲う、最強寒波。

なんだか、例年よりも「寒っ」と叫んでしまう回数が多い気がする。
別に寒いと叫んで暖かくなる訳でも、さして周囲の人に同意を求める訳でもないのに、言わずにいられないのは何なのであろうか。


凍てつく寒さでも、かなしいかな、愛車は汚れてきてしまう。


汚れとて侮れない。
特にチェーン汚れのパフォーマンスに及ぼす影響はとても大きい。
最近ではパワーメーターなんかを使う方も多いだろうが、汚れているときでは大きくて10%前後のパワーロスが発生していることも。
日々のトレーニングで1wでも強く踏めるように追い込んで、数%の出力差が勝敗を決めるレースの世界。
10%と言えば、350wで踏んでも実走では315w、1200wでもがけば1080w分のパワーしか路面に伝わっていないのである。
1wの差が勝敗を分ける、そんな勝負の世界では致命的な差である。



また、変速機内の汚れもメカトラの原因となり、走行中のストレスとなる。
汚れた状態で使い続けることで、部品や可動部が摩耗したりダメージを受けたりして、思わぬトラブルや出費に見舞われることにもなりうるのだ。

自身のパフォーマンスを最大限に発揮させ、コンポーネントの持つ本来の性能を長期間維持することができるようにするためにも、定期的に清掃は行うようにしたい。

我々の走りを支えるコンポーネントは、伝統のイタリアンブランド、カンパニョーロの“コーラス”。
機能性はもちろん、そこから溢れ出す官能的な機能美は、サイクリスト達の永遠の憧れ。

カーボンをいち早くコンポーネントに導入したり、軽量パーツを多数使用しているメーカーでもある。
そのため、品位と性能を保つためにも、扱いや整備、清掃は丁寧に行いたい。

しかし、この寒波。
松阪の寮では(寮の周りだけ)異様なほど冷え込んで、外の水道も凍ってしまう。
何より、手が冷たい。

こんな時に限らず、水を使った洗車をしてくてもできない場合があるかと思う。
マンションや遠征先など、水場の確保が難しいけど、明日へ向けて洗車を行いたい場合。


そんな時に役立つのが、WAKO'S FOAMING MULTI CLEANER。
チェーンからフレーム、バーテープまで、水なしこれ1本で洗車が可能になる。



洗車で使用する作業台は、WAKO'SとMINOURAとのコラボレーションで誕生したRS-1800
プロの現場の声に応えて作られたワークスタンドで、軽量コンパクト、使い勝手に優れている。

FOAMING MULTI CLEANERを使用する前には、チェーンやディレーラーをチェーンクリーナーなどを使用して汚れを浮かしておく。
フレームは、汚れを乾拭きしておく。



FOAMING MULTI CLEANERを吹き付けると、モコモコと泡が形成される。
発泡することによって、隙間の隅々まで洗剤が行き届き、汚れを流していけるようになるのだ。


駆動系、ホイール、フレーム、サドル、ハンドル...バイク全体に吹き付けていく。



汚れと反応すると水となり、汚れを洗い流して行く。



全体的に汚れが浮いて来たら、ウェスでFOAMING MULTI CLEANERを拭き取るだけ。




水を使っていないのに、駆動系のオイル汚れも、フレームの泥やドリンク汚れも綺麗になった。




ラスペネ、あるいはチェーンルブの水置換性を利用して、各部分に残った水分を取り除きつつ、注油を施してゆく。
イベントを翌日に控えた今日は、チェーンに”SPEED"を使用した。


水なし洗車で見事に綺麗になったバイク。



水なしでここまで綺麗にできるとは、正直驚いた。
特にディレーラー内部のブラシでは届きづらい部分などの汚れは、FOAMING MULTI CLEANERの泡の方がより綺麗に落とせている感じがして、非常に良い。
水道代の節約にも繋がるであろう。

WAKO'S
MINOURA

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