第6回 サイクルデイ in 熊野



年々盛り上がりを見せるサイクルデイ in 熊野に、今年もキナンサイクリングチームをお呼びいただいた。

冬でも温暖な気候、素晴らしい景色、自転車で走りやすい道路が整備されている熊野市を舞台にした二日間に渡るイベント。
初日には、我々の指導によるレーススキルアップを図った講習やトレーニング。
2日目には、雄大な自然を感じながら走り、熊野特産のグルメを満喫するサイクリングとなっている。


初日午前中は2班に分かれて、「スキルアップ講習」「熊野鬼引きメニュー」のカリキュラムへ。
スキルアップ講習では、中島さんのお馴染みである天性の場回しによって、バイクコントロールを身につけていただいたよう。


特に人と密集する集団走行では、何が起こるか分からない。
落車や悪路、急に現れる急カーブ...
様々な局面にバイクをコントロールできる技術というのは、レースに限らず、非常に大切。


ゲーム性を取り込んだりして、楽しく学んでいただいた。

一方、私と元喜と大喜は熊野鬼引きメニューへ。
まずは札立峠へ移動して、2往復。全力。
ナショナル合宿明けの元喜は強かった... (-_-;)

午前中のカリキュラムを終えたら、合宿コースの宿泊施設でもある「三重県立熊野少年自然の家」にて昼食を。


腹が落ち着いて、鬼引きメニューで破壊された臀筋が復活したら、午後の部へ。
午後は、丸山千枚田を往復する鬼引きメニューと、より自転車についての理解を深めるための講習会。


今回、私は座学の講師の大任を仰せつかった。
議題はズバリ、「パワートレーニング」


パワートレーニングとはなんぞや、ということだいぶかい摘んで解説。
また、パワーメーターがなくても、簡単にパワートレーニングメニューを実施できる例を、日々のトレーニングの参考にしていただけるように紹介させていただく。

いやぁ、それにしても講義というのは難しい。


そんな訳で、論より証拠、机上の空論。やってみなきゃ、よく分からん。
小難しい話を頭の片隅に置いといて、FTP測定にチャレンジしてみよう。

...という私の無茶振りに応える形で、今年のローラー講習はFTP測定。


殆どの方が、初めてのFTP測定。
永遠に続くかと思われるような無限の苦痛と、やめても良かろうかと時を経るごとに強さを増す悪魔の囁きに耐えていただき、無事にFTP測定を踏み抜いて下さった。

お疲れ様でした。
どうもありがとうございます。


今回もWAKO'S様にお越しいただいて、バイクメンテナンスの正しい行い方や重要性をご教授いただいた。


ベストのパフォーマンスを発揮するために、なぜWAKO'Sのケミカルが非常に有効的なのか、分かりやすく説明。
非常にタメになる、お得な情報が盛りだくさんであった。


昨今、自転車競技に限らず多くのドーピングスキャンダルが見受けられる。
自分の身に使うものに責任を持つことは、競技者としての義務。
ドーピング行為は、自分のみならず、多くの人を巻き込むことにも直結する。

ただそのような知識を学ぶ場が少ないというのも、また事実。
今回、このような貴重な講習の場を設けていただいて、正しいドーピングへの知識を深めて下さった。


午後のカリキュラムも無事に終了。
そのまま少年自然の家で夕食交流会で親睦を深めた。


2日目はストイックな前日から変わり、熊野を満喫するサイクリング。
サイクルデイ史上最高の天気に恵まれて、少し汗ばむくらいの最高のサイクリング日和となった。


スタートゴール地点は、熊野私立新鹿(あたしか)小中学校。
起伏の激しい熊野地域、難易度の異なるA、B、Cコースに分かれて出発。


私は一番長くて起伏を楽しめるCコースへ参加。
距離は70km弱にして、獲得標高は1400m。
熊野の美しい景観と繰り返されるアップダウンによって、頭も脚も最高潮。


新鹿小中学校へ戻ったら、交流会を兼ねて昼食を。


昼食をゲットしてご満悦の、雨乞竜己(27歳 大阪府)


楽しめるのはもちろん、熊野名産品である「干物(カマス)」「めはり寿司」。


2日目も無事に閉幕したサイクルデイ in 熊野。
今年も県内外から多くの方にお越しいただいた。

今回のイベントをきっかけに、より多くの方にここ熊野地域の楽しさを知っていただけたら幸いである。

そして今回も多くの方のお助けを頂いて、今回も素晴らしいイベントになった。

どうもありがとうございました。

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