café? coffee?

光と影、微分・積分、電話にトランプ...
切っても切れないものは数あれど、自転車乗りとコーヒーほど切っても切れないものはないだろう。
トレーニング合間の休憩といえば、やはりカフェに限る。

カフェといえばフランスである。
初めての渡仏で先輩に連れられたカフェで「あん きゃふぇ しるぶぷれ」と勇気を絞り出して頼んだら、小さいエスプレッソが出てきた時には、べらぼうにたまげたものだ。

いやいや、これはエスプレッソじゃないか...と。

その時は東洋人だからってバカにされているのかと勝手に憤慨していたのだが、向こうでカフェと言ったら普通はエスプレッソなのである。
日本でよく飲むようなコーヒーが欲しければ「きゃふぇ あめりけーん」と頼むとよい。
ヨーロッパのエスプレッソは本当に美味しくて、ただ苦いだけでなく、苦味の中にも繊細な旨みやコクがあったりして何杯でも飲みたくなる旨さがある。

あぁ、フランスののんびりした田舎町のカフェで、あの旨いコーヒーが飲みたい...
と思えば、身近なところに本場の味が楽しめるカフェがあるではないか。

CROSS COFFEEはご存知だろうか?
あそこで頼めるエスプレッソはまさにヨーロッパで飲める本場の味である。
マシーンも現地で使われる本格的なマシーンを輸入しておられるので、そりゃうまい訳である。
多摩サイをご利用の際はお立ち寄りを。

なぜ自転車乗りはコーヒーを求めるのだろうか。
うまいからというは勿論であるが、やはりコーヒーに含まれるカフェインを本能的に体が求むるからではなかろうか。

実際、多くの研究でもパフォーマンスを上げたり、疲労感をなくしたり、集中力を高めたり...と、特にロードレースの様な持久系の競技において様々な有用性が実証されている。


ATHLETUNE POCKET ENERGY "Boost"
ATHLETUNEから、カフェイン入りの金のパッケージが発売された。


今まで販売されていたPOCKET ENERGYのグレープ味の黒とオレンジ味の白。

妙に腹持ちの良いPOCKET ENERGYであるが、その肝となるのが配合されている中鎖脂肪酸。
補給食に脂質を入れるなんざ...と思われるかもしれないが、ロードレースで主にエネルギーとして消費されているのは脂質である。
体脂肪はいくつかの過程を経てエネルギーとして使われるが、分子の結合が短い中鎖脂肪酸は素早く吸収されて、即座にエネルギーとして消費される。
その中鎖脂肪酸が呼び水となって、さらに体脂肪のエネルギーサイクルが速まるという、まさにロードレースに最適なエネルギー源なのだ。
エネルギー代謝に不可欠なマグネシウムもしっかり配合されている。

食感はブルブルしている独特な感触。
他にはない食べやすさで、水がなくても飲みづらさや口に残る感じるくどさがない。
このストレスなく簡単に摂ることが出来るというのは、長時間に及ぶレースだと結構大事。
個人的には序盤の早いペースの時には黒、中盤の中だるみの時には白の味を食べ分けている。

ひとつあたり47gの軽量コンパクトサイズなので、わりかしポケットに多めに詰め込んでも財布やら携帯電話やらジャージやら余裕も出来るし、軽いので重量の増加を抑えることが出来る。


そんなPOCKET ENERGYのカフェイン入り。
前回のAACAで初めて手にして、あの真夏日のレース終盤に1本試してみた。
1本あたり50mgのカフェインを配合しているとのことだが、私には十分な効果を感じられた。
暑さと激しいレース展開で、ぼーっとしていた頭と脚がシャッキリする感覚。
頭はクリアになり、ギアもかかり始める様になった。
まさしくカフェインの効果であった。

そのカフェインも、細部までこだわるATHLETUNEならではで、コーヒーから作られた天然のカフェインを使用しているとのこと。
自然由来の成分を使用することで、体への負荷のかかり方も変わるとのことである。

ATHLETUNEホームページには、製品の詳しい解説や開発秘話などが詳しく書かれていて、とても勉強になることが多く面白い。

カフェインに対する反応は個人差があるので、事前に使用してみて効果を確認することをおすすめする。

え?試してみたい?
それなら今週末6/22(土)のAACA 第6戦にて、ATHLETUNEブースで試食が用意されているではないか。
気になる人は行くべきであろう。
ついでにレースの当日エントリーもしてしまえば良い。


気になる味はチェリー+コーヒー味。
運動中でもストレスなく食べれる様に、チェリーを隠し味に。
なんとBUCYO COFFEEさんによる監修が行われたとのこと...続く☕️

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