Tour of Peninsular UCI2.1 第5ステージ 151km
ついに最終日。
総合首位のマルコスから2位の選手まで3分以上空いているので、比較的余裕を持って対処しやすい。
逃がしちゃならない選手と展開を頭に入れて、敵の流れを使いながらうまくコントロールする。
もちろん、スタートからドンパチ。
あまり前に出てコントロールの意思を出しすぎると使われるので、逃げができそうになってもどこかしらのチームは後手を踏んでいるのでそれを利用する。
1時間半打ち合って、ようやく逃げが決まった。
しかも、総合最上位で8分遅れ、山岳賞ポイント争い圏外、チーム総合も安泰なメンバーが揃った逃げで、ある意味奇跡的なメンバーである。
総合2位のVinoは2分以上開くと危険水域、かつ3位以下とは接戦なので、自分たちのコントロールに1人入れてくる。
流石にマルコスに3分差をひっくり返すのは難しい。
昨日の敵は今日の味方、まさにロードレースの展開である。(逆も然り)
そんな感じで雄大と大喜とVinoの3人でタイム差をコントロールしてもらって、後半に備える。
ラスト50kmの2つ目のKOMからいよいよ最後の勝負が始まった。
何度か掛け合いがあったが無事にKOMを通過、からのキツイ登り。
総合上位陣が抜け出しを図り、ペースが上がってかなりキツイ。
逃げを吸収しながら、千切れる寸前でなんとかインビジブルKOMをクリア。
札立峠を2車線にしたみたいな、テクニカルでスリッピーな長い長い下りを下ってゆく。
まじでこえぇ。
無事に下りきり、いつの間にやら新たな5人逃げ。
ラスト25km、総合タイムは4分半遅れのサプラの選手が入っている。
こうなると困るのは、Vinoとトレンガヌ。
個人総合、チーム総合でそれぞれ抜かされてしまう可能性が出てきたからだ。
そこからはキナン、Vino、トレンガヌ連合でコントロール。
だが、キナンとしてはそ一緒になって頑張って踏む必要はない。
1分まで開いた差は、ラスト5kmで20秒ほどに。
ラスト3km、微妙な登り返しでついに事切れた。
なんとか粘るが、もう脚が動かず。
先頭は2人逃げ切って、あとは集団ゴール。
マルコスの個人、山岳、そしてチームの総合リーダーを守りきった。
なかなかに激しい1日であった。
キナン得意の「攻める」より「守る」というのは非常に難しいのだが、だがチーム一丸となって守りきったのは最高に嬉しい結果となった。
今大会、出発から色々とあったが無事に終了してホッとした。
そしてとても疲れた、というか脚が痛い。
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