大事なのは…

白状しよう。
練習後のシャワーでは、頭も身体も全身ボディソープで洗う派である。

まぁ、聞いてほしい。

第一に面倒くさい。これに限る。
洗う場所によって使う洗剤を使い分けて、洗剤ボトルを探すその手間がイヤである。
AACAの後のシャワーも、ボディソープ1本で手軽に済ましたい。

そもそも髪はシャンプーで洗うものだ、という固定概念というか、なにか封建制度のように疑うことなくそういうものだと思うことに抵抗があるのだ。
これは右向けと言われりゃ左を向きたくなるし、やるなと言われりゃやりたくなるタチが災いしているとしか思えない。

それにボディソープとシャンプーを使い分けなくてもいいのではないかと思っている。
美容や薬用のシャンプーはもちろん分かるのであるが、要はしっかりと汚れを洗う事が大事ではないのだろうか。

髪が傷むんじゃないかって?
正直なところ、あまり気にしていない。
それに祖父は父方も母方も御髪が涼しげな感じの方であるので、隔世遺伝的に恐らくそうなるだろうと考えているから、あまり執着もしていない。

雨の日も暑い日も、ヘルメットを被って何時間もロードバイクに乗る毎日。
多量の汗をかいて、泥砂にもまみれる日もある中で、やはりキッチリと洗うことが大事なのであって、そこでボディソープとシャンプーと使い分けなくてもいいじゃないかと面倒臭くなってしまって...

自転車乗りにとって、ヘルメット内部の通気は気分的なものだけでなく衛生面からでも非常に大事である。


uvex race 9
衝撃のデビューから1年。


最高レベルの快適性を実現したフラッグシップモデル。
レースモデルと位置付けられているものの、その軽量性と快適性でデイリーユースでも使える。



ヘルメット全体に差し込まれている大きなベンチレーション。
このベンチレーションに流れ込む大量の空気が、速度の落ち込む登りでも熱や蒸れを後方から常に放出するために、ヘルメット内部は常に快適。
冬場ではヘルメットキャップヘッドバンドなどをしないと、頭部がかなり冷えてしまう。

快適性を語る上では避けられないのが、重量。
2サイズ展開される小さい方のサイズ(53-57cm)で、285g。

もしかしたら最近のヘルメット市場の中において、最軽量の部類ではないかもしれない。

だが大事なのは、なんでも軽ければいいってもんじゃないこと。
最軽量の部類のフレームに乗っといてなんだが、何事もバランスが大事。

特に身に付けるものや、バイクの剛性バランス、バイクポジションなどなど...体と接する部分の“バランス”というのは如実に影響するところである。
それはもちろん、ヘルメットとて、むしろヘルメットこそ大事。

ヘルメットの選び方として、一にも二にも、まずしっかりとフィットすることが大事である。
race 9の形状は、前後左右に綺麗に半円形状となっている感覚。
点で接する部分がなく、頭部全体を面で均等に包み込むようにホールドされる感じが堪らない。


そのフィット感をパッドを詰め込んで無理くり合わせているというのがなく、最高の速乾性に優れたパッドは最小限の配置で抑えられているのが好印象。

そして見落としがちなのが、バランス。
どんなに軽くても、乗車姿勢を取った時にバランスが悪くなったりはしてないだろうか。
バランスが良くないとテコの原理が働いて、ストラップを支点にしてヘルメットがブレやすくなる。
ブレてヘルメットの重心がブレ始めると、軽かったとしても頭部・首のストレスになったり、重さを感じる原因になりやすい。


しっかりフィットさせる機構とバランスが良いことで、長時間の乗車でも首が痛くならない。


キナンの選手を見れば、ヘルメットがズレている選手がいないのが分かるだろう。

そもそもなんでヘルメットを被るかといえば、落車・事故に巻き込まれた時に頭部を守るためである。

ヘルメット全体を覆うハードシェルに、直接EPS素材を形成させている。
安全性と軽量化を両立できる。


ベンチレーションから見える赤いラインのブリッヂはデザインや飾りではなく、落車・事故の衝撃を分散させるフレームケージの一部が見えているところ。


一昨年のツールドコリアで落車した時の、以前のフラッグシップモデル race 5。
60km/hで補給中に前転したのだが、頭部には何もケガをせずに済んだ。
幸いにもrace 9になってから落車をしていないものの、手に取るとガッシリとした質感から感じ取ることができる安心感は信頼できる。


なお、ヘルメットはブレないけども、キツくなると私の体は右に曲がり始めるので注目。

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