おれコレ2020 ~春~

春。
木偏に春で、椿。
梅や桜よりも少し早めに咲いて、春を告げる花木である。

椿って珍しい苗字だなとたまに思うが、父方の姓である。
私の椿は新潟県の魚沼地方の姓で、父の生まれた集落にはほとんど椿さんしかいない。

花言葉は「控えめな美しさ」とか「謙虚な美徳」とか、そんな感じの言葉が多いらしい。
これはまさに、自分の性格にピッタリな花言葉だと思うのだ。
修学旅行の時だって金閣寺よりも銀閣寺の方がイケてると思ったし、速そうに見えないのに実は速い車とか、高そうに見えないけど実はいい値段するとか、噛めば噛むほどに美味しくなるとか、水だと思ったら日本酒だったとか、一見しただけでは分かりづらい隠れた魅力とか奥ゆかしいギャップってものが大好物である。

この季節、そんなギャップってものに心がトキめいてはいないだろうか。
雨雲レーダーに映ってないのに雨雲が被ってくるとか、朝は寒かったのに昼は汗ばむ暑さになるとか、天気予報がアテにならない春の移ろいやすい天気に。
正直、このギャップはあまり好きではない。

著しく変化する春の天気に、体温調整を上手にできていない人は意外と多い気がする。
この時期のライドを快適にこなすために、レイヤリングはとても重要になる。
前回も伝えた通りレイヤリングは、寒いと感じないこと、汗を素早く発散させること、を実現させるために組み合わせを考える。


多彩なアイテムを展開するChampion Systemならば、プロユースの品質を、自分のオリジナルデザインで揃えることができる。


ベースレイヤーは、汗っかきの自分には基本的にベースレイヤープロでほとんどの状況に対応できる。


冬場とは違い、ベースレイヤーとジャージ1枚で完結することもある。
汗ばむ暑さが見込まれる場合には、プロユースの品質と機能が盛り込まれたAPEXコレクションからAPEX エアロジャージを多用している。
レーサーパンツとしてはPerformance ビブショーツを使用。
それらに、ジャケットやアクセサリー類を組み合わせることで、細かな体温調整を可能にできる。


この季節に一番使用率が高いのが、フリース素材で肩口から腕部にかけての部位を暖かく保つPerformanceアームウォーマー
上腕部口はシリコンバンドが配されていて、ずり落ちを防いでいる。


レース・練習を問わず、一年中使用する。
ジャケットを着るほど寒くはないけども、半袖のままだと寒い...

そんな時に腕を保温することで寒さを防ぐことができる。
暑くなれば脱いでしまったり、脱ぐ余裕がなければグイっと半分だけ脱ぐことで、素早く体温調整ができる。
ジャケットほどかさ張らず、簡単に調整できる使い勝手の良さが、プロの間でも根強く使用されるアームカバーの長所だ。


お気に入りは、Performance ニーウォーマー
シリコンバンドが体側だけでなくビブショーツの袖側にも配されていて、ビブショーツの袖のずり上がりを防いでくれる。

脚部は寒さを感じる一番大きな部分。
ペダリングで大きく動く部位であるために、なかなか温度変化に気づきにくい場所である。
しかし、脚が冷えてきたなと感じてからでは遅いので、走り始めにはしっかりと暖かくしておくこと。
暑くなってきたなら、脱げばいいのだから。


3首(首・手首・足首)には大きな血管が浅い部分を通っているので、保温・冷却すると体温も素早く反応する。
レッグウォーマーほど暑くなりにくく、かさ張らずに動きやすいので、レースでも積極的に着用。
レース中でも、自転車に乗りながら脱着できたりする。(普段の走行では、しっかり停車・降車して脱着すること)


Performance レッグウォーマーも使用する。


足首部分がジッパーになって脱着がしやすい。
走行時はもちろん、ローラーでのウォーミングアップ・クールダウン、表彰やプレゼンテーションで寒さを防ぎたい時にも、ササッと脱着できる使い勝手の良さ。

ニーウォーマーかレッグウォーマーかは完全に好み。
キナンの選手も半々くらいで、使用率が別れている感じ。


Tech ウィンドベストは、春夏秋冬、レース・練習、走行時・イベント時でも、常に使用。

前面は防風素材、背面はメッシュにすることで、通気性と伸縮性を両立させている。
速乾性にとても優れているので、ジャージの背面ポケットに仕舞っていて、再度着用する場合でも汗で冷たく感じることがない。

コレはサイクリストならば、必ず持っておくべき一枚である。


ほんのちょっと肌寒い、軽く一枚羽織りたい、くらいの時。
そんな時には、Tech プロ 長袖を着用。
全体がメッシュ生地なので、優れた通気性と汗を素早く発散させる。
また、寒い冬の時期にミドルレイヤーとしても使える。

何かと使い勝手が良いので、遠征時にはバッグに必ず入っている。


寒暖差が激しい、山籠りで登りで汗かいて下りで寒さを感じる、春先の悪天候、などの過酷な状況にはAPEX 半袖ウェザーガードジャージが有効である。

ソフトシェル素材のウェザーガードを使用して、防風性・保温性・透湿性をハイレベルで実現させた最強の一着。
裏面は起毛処理されているので、ミドルレイヤーを省いてしまっても着心地と保温性を損なわずに着ることができて、とても重宝する。

上記のジャケット・アクセサリー類、寒い時間帯に着ている分には良いものの、日中に気温が上がり着用しているものをひとつずつ脱いでいくと、結構かさ張ってしまう。
気温の寒暖差が大きければ大きいほど、脱ぐものは増えてくる。

脱いだジャケット・アクセサリー類はジャージポケットにしまうことになるのだが、レースで最大の効果を発揮するAPEXシリーズ、特に軽量なモデルはデリケートな素材が使われていたりするので、あまりジャケットやアクセサリー類をガシガシ詰め込むのは気が引ける。
まぁ、レース中にボトルを何本も詰め込んだりしといて何言ってんだって話だし、それで破れたこともないけども。


「今日はいっぱい脱ぎ着しそうだな」「雨が降ったり止んだりでドロドロになりそうだ」と思われる日には、Performance プロショートスリーブジャージで出発する。


価格と機能性を両立させたPerformanceシリーズ
耐久性も恐らくAPEXシリーズよりもありそうな(APEXシリーズもテロテロに伸びたり落車以外で破れたことはない)頑丈な感じがあるので、あまり気にせずにガンガン着用できる。
キナンでは、練習用に汚れの目立たないカラーリングバージョンを作って使用している。


今の時期は、こうなりがち。

様々なサイクルウェアのメーカーがあるけども、なぜChampion Systemがオススメできるか。

自分の感じるChampion Systemの最大の特徴は、世界トッププロの着用しているジャージと全く同じモノを使用できることだと思われる。

例えばAPEX エリートジャージAPEX スピードスーツAPEX エアロレースソックスなんてのは、1%にも満たない誤差を争うトッププロからの要望で性能を突き詰めた製品である。
日頃のライドでそんな1%以下の差を争う人なんて、一体何人いるのだろうか。

メーカーもプロトタイプをトッププロに使ってもらって、同じ外観とラベルを載せた製品を売ることだって、無い訳じゃない。
でも、もし一般レースでもそのアドバンテージを得たいと思う人がいるならば、Champion Systemのサイクルウェアは世界トップレベルで使用するアイテムと全く同じモノを入手できるメーカーのひとつであるとオススメできるのだ。

特にAPEXシリーズは機能性だけでなく、着用感や耐久性などもトッププロから得られたフィードバックから徹底して作られている。
なので、価格は少し高くなってしまうけれども、マーケティングや採算などを無視して機能性と着心地を妥協なく作られた恩恵を享受できる。

そして、そんなサイクルウェアを一人分から、自分のオリジナルデザインで作製できるのもChampion Systemならでは。

オンラインショップでは、様々なグレード・種類のウェアを購入できる。
たまに笑っちゃうくらいあり得ない割引率でセールを行っているので、要注目。


新型コロナウイルスの影響で、様々なレース・イベントが自粛となっている。
適度な運動は推奨されている中でも、外へのライドは一人で、無理をしない強度や安全な走行に留めて、手洗いうがいをしっかり行うこと。

また早く、CROSS COFFEEのエスプレッソを飲みに行けるように...

コメント

  1. 椿の花は、艶やかな赤の花弁と鮮やかな黄色のおしべとのコントラストがまた美しいけれども、満開ではなく半開のまま咲き誇るというのも、また花言葉に繋がるのかもしれませんね(注:本当に単なる思い付きです)。

    数か月前からは予想だに出来なかった現在の状況に、椿選手も色々と大変だとは思いますが、どうかお身体ご自愛くださいませ。
    レースが再開される日を全裸待機…はいたしませんが(笑)、キリン並みに首を長くしてお待ちしております!!!。

    そして当たり前といえば当たり前なのですが、同じデザインなので脱いでも脱いでも同じでマトリョーシカみたいですね(*´∀`*)。

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    1. ありがとうございます!
      自分もレースが楽しみです!

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